立教大学に合格した。でも池袋という街のイメージが掴めない。駅は知っているけれど、住む街としての池袋はどうなのか。地方から上京する新入生が最初にぶつかるのが「どこに住むか問題」です。
大学くらし編集部が立教大学池袋キャンパス周辺の6エリアと、新座キャンパス通学圏の沿線を調査しました。先にざっくり言うと、池袋西口は立教通りを歩いて約7分でキャンパスに着く利便性の塊、要町・椎名町は西口から徒歩圏で家賃水準がやや落ち着く住宅街、東池袋・大塚・目白はそれぞれ街の性格が違う選択肢です。新座キャンパスに通う学部(観光・コミュニティ福祉・現代心理・スポーツウエルネス)なら東武東上線沿線という別の軸があります。
この記事でわかること
- 立教大学の2キャンパス(池袋・新座)と通学圏の全体像
- 池袋西口・要町・椎名町・東池袋・大塚・目白の家賃相場の考え方
- 8路線ターミナルの利便性と治安の両面
- 新座キャンパス通学者の東武東上線沿線選択肢
- 初期費用を抑えるための具体的な方法
立教大学の2キャンパスと通学圏の全体像
部屋探しを始める前に「自分がどのキャンパスに通うか」を確認してください。学部によって通う場所が変わります。
| キャンパス | 最寄り駅 | 主な学部 |
|---|---|---|
| 池袋キャンパス | JR山手線・池袋駅(西口徒歩約7分) | 文・経済・経営・法・異文化コミュニケーション・理・社会 |
| 新座キャンパス | 東武東上線・志木駅(スクールバス約10分) | 観光・コミュニティ福祉・現代心理・スポーツウエルネス・映像身体(現代心理学部所属) |
立教大学の学部・学科は学年や課程によって通学キャンパスが変わる場合があります。最新の所属キャンパスは立教大学公式の各学部ページで必ず確認してください。池袋キャンパスに通う場合は池袋駅を中心にJR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、東京メトロ丸ノ内線・有楽町線・副都心線、東武東上線・西武池袋線の沿線が候補になります。新座キャンパスに通う学部なら、東武東上線の志木・朝霞台・和光市方面が通学のしやすさで優位です。
【池袋西口・立教通り】8路線ターミナルに暮らす
立教生の定番エリアが池袋西口から立教通りにかけての範囲です。JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・東京メトロ丸ノ内線・有楽町線・副都心線・東武東上線・西武池袋線の8路線が集まるターミナルで、西口改札から立教通りを歩くと約7分で正門に着きます(立教大学公式アクセス)。
キャンパスから帰り道まで
朝、西口改札を出て立教通りを歩くと、蔦の絡まるレンガ造りの本館が見えてきます。1918年築のこの建物が正門越しに立つ風景は、日本の大学の中でも珍しい英国風のキャンパス景観です。1限前に正門横で待ち合わせる学生、講義棟に向かう学生が交錯する時間帯で、街というより「学び舎の入り口」という空気があります。
昼は学食(第一食堂)に入るか、立教通りに出てモスバーガー・サイゼリヤ・松屋で済ませる学生が多い。講義の合間に課題を片付けたい日は中央図書館も選択肢。蔵書数や開館時間は試験期間によって変動するので、立教大学図書館公式の開館カレンダーで確認してください。
授業が終わったら、駅周辺の成城石井(Echika池袋店等)・まいばすけっと池袋2丁目店・池袋西口のドラッグストアで夕飯の食材や日用品を買って帰る。各店舗の店名・営業時間は店舗公式情報で確認してください。生活必需品で困ることはまずありません。
夜の選択肢は多彩です。立教通り沿いには学生向けの中華・居酒屋・チェーン飲食店が並び、ゼミ打ち上げや新歓で賑わう店が複数あります。大人数で飲むときは西口から北口エリアの居酒屋街に流れることもあります。追いコンのシーズンになると金曜の夜は立教生で店が埋まります。
週末は南池袋公園の芝生でのんびり、サンシャインシティで映画や水族館、都電荒川線(東京さくらトラム)で雑司ヶ谷の鬼子母神堂まで足を伸ばす人もいます。立教の学園祭「St. Paul’s Festival」や池袋・雑司ヶ谷エリアの季節イベントは公式・地域案内で日程を確認してください。
家賃相場の考え方
池袋駅周辺はLIFULL HOME’Sの集計でワンルーム平均が10万円台、1K平均が11万円台、1DK平均が14万円台と、ターミナル駅の希少性を反映した水準です。具体的な数値は時期・物件条件で変動するため、SUUMO・HOME’S等の最新掲載物件で「池袋駅 徒歩10分以内」で確認してください。築年数を広げると同条件で下げやすい一方、池袋駅徒歩5分以内にこだわると予算はぐっと上がります。
池袋西口・立教通りが向いている人
徒歩通学で朝の余裕を最大化したい人、8路線の交通利便性を日常的に使いたい人。都内のどこに遊びに行くにも1本で出られるので、サークル活動や都心でのインターン・バイトに時間を割きたい人には合います。
逆に、家賃を抑えたい人や静かな住環境を求める人には合いません。繁華街特有のざわつきがあり、駅東側は歓楽街が広がるため、同じ池袋でも場所の選び方で印象が大きく変わる点に注意してください。
【要町・椎名町】徒歩圏で家賃を抑える選択肢
池袋西口から立教通りを超えてさらに西へ歩くと、要町・椎名町エリアに入ります。「池袋徒歩圏」でありながら家賃を1〜2万円抑えられるのが最大の特徴です。
要町 — 有楽町線・副都心線の2路線アクセス
要町駅は東京メトロ有楽町線・副都心線の駅で、池袋から1駅、乗車2分前後。ただし立教生の使い方としては「駅まで戻るより立教通りを歩いた方が早い」ケースも多く、実質的には徒歩15〜20分圏の住宅街として機能します。
駅周辺にはまいばすけっとなどのスーパーがあり、日常の買い物は要町で完結します。飲食店は池袋ほど多くないので、外食の選択肢を求めるなら立教通りや池袋西口まで出ることになる。家賃水準を抑えつつ、徒歩15分歩けば立教通りの賑わいにアクセスできる点が要町の強みです。
椎名町 — 西武池袋線1駅の路地裏文化
椎名町は西武池袋線で池袋から1駅、乗車3分。駅の南側は鬼子母神(雑司ヶ谷)エリアに続く路地裏文化が残る住宅街です。トキワ荘ゆかりの地としても知られ、マンガ文化に関心がある人にはツボにはまるエリアです。
駅周辺にはサミットストア椎名町店をはじめとしたスーパーや個人経営の青果・精肉店があり、自炊派には選択肢が豊富。立教キャンパスまでは自転車なら10分、徒歩でも20分弱で歩けます。西武池袋線は朝のラッシュ時でも池袋まで3分なので、通学の負担は小さい。各店舗の店名・営業時間は店舗公式情報で確認してください。
家賃相場の考え方
要町・椎名町ともHOME’Sの集計でワンルーム・1K平均は10万円前後と、池袋駅周辺と1〜2万円差程度の帯です。「池袋徒歩圏」の希少性が乗るため、駅から離れた住宅街より価格は下がりにくい一方、池袋駅徒歩5分以内よりは選択肢が広がります。具体的な数値はSUUMO・HOME’S等の最新掲載物件で「要町駅 徒歩10分以内」「椎名町駅 徒歩10分以内」で確認してください。
要町・椎名町が向いている人
池袋の利便性は使いたいが家賃を抑えたい人、静かな住宅街を好む人。特に椎名町は古い商店街や路地裏の雰囲気が残るエリアで、「チェーン店に囲まれた都市生活」より「下町的な街並みで暮らしたい」人と相性が良いです。
ただし夜の選択肢は池袋ほど多くないので、深夜まで開いている店や打ち上げの流れで家に帰りたい人には物足りないかもしれません。
【東池袋・大塚・目白】3つの異なる性格
池袋周辺には他にも3つの選択肢があります。それぞれ街の性格が違うので、住みたい生活像に合わせて選ぶ形です。
東池袋 — サンシャイン裏の都心生活
東池袋は池袋駅東口から徒歩10分前後、東京メトロ有楽町線・東池袋駅の周辺エリア。サンシャインシティの裏手にあたり、タワーマンションと古い住宅が混在する街並みです。立教キャンパスまでは徒歩20分、自転車なら10分。都電荒川線(東京さくらトラム)も走っており、鬼子母神や王子方面へのアクセスも確保できます。
家賃水準はHOME’Sでワンルーム平均が8万円台と、池袋西口より少し落ち着くものの、タワー系の新築物件は別格の価格帯。ハイライズな都心生活を送りたい人向けのエリアです。
大塚 — 山手線1駅の生活圏
大塚はJR山手線で池袋の隣駅、乗車2分。近年、駅前再開発でホテルやカフェが増え、「昔ながらの商店街と新しい店が混在する街」として再評価されています。HOME’Sでワンルーム平均は12万円台と、池袋とほぼ同等か上回る水準が出ており、「池袋より安い」という見立ては成り立たないこともあるため、最新掲載物件で必ず確認してください。
スーパーはライフ大塚店をはじめ駅周辺に複数あり、自炊派には困らない環境。都電荒川線(東京さくらトラム)も走っていて、早稲田方面にも一本で出られます。立教キャンパスへは山手線で池袋まで出て、西口から徒歩約7分。通学は15分前後で完了します。
目白 — 学習院隣のお屋敷町
目白はJR山手線で池袋から1駅、乗車2分。学習院大学のキャンパスが駅前にあり、「落ち着いた学生街」という空気感が漂います。お屋敷町として知られ、大通りから1本入ると静かな住宅街が続きます。
駅周辺にはピーコックストア目白店、まいばすけっと(目白駅西)等のスーパーがあります。飲食店はチェーン系から個人経営のカフェ・ベーカリーまで揃いますが、池袋のような賑わいはありません。HOME’Sでワンルーム平均は12万円台と池袋・大塚と同水準で、住環境の良さが価格に乗っているエリアです。
家賃相場の考え方
3エリアいずれもHOME’Sの集計では1R平均が8〜12万円台のレンジで、池袋と大きな差はつきにくい帯です。「池袋徒歩圏か山手線1駅圏」の価値が乗っているためで、家賃を抑えるよりも街の性格(都心の高層・再開発寄り・静かなお屋敷町)で選ぶエリアになります。具体的な数値はSUUMO・HOME’S等の最新掲載物件で「東池袋駅」「大塚駅」「目白駅」徒歩10分以内で確認してください。
新座キャンパス通学者向け:東武東上線沿線
観光学部・コミュニティ福祉学部・現代心理学部・スポーツウエルネス学部などの学部は、授業の多くが新座キャンパスで行われます。池袋エリアに住んで東武東上線で通う方法もありますが、通学時間を短くしたいなら東武東上線沿線の志木・朝霞台・和光市方面という選択肢があります。
志木駅周辺
志木駅は新座キャンパスへスクールバスで約10分(立教大学公式)。駅周辺にはマルイ等の商業施設や駅近のスーパー・ドラッグストアが揃い、ロードサイド型の生活環境。HOME’Sの1K平均は7万円台前半で、池袋エリアより落ち着いた水準です。通学は最短ですが、池袋まで東武東上線で約20分かかるため、都心での活動を重視する人には通学時間が逆転する感覚があります。
朝霞台駅周辺
朝霞台駅(東武東上線)と北朝霞駅(JR武蔵野線)は隣接していて乗り換え駅として機能しており、駅周辺は商業施設が集まり生活利便性は志木と同等です。HOME’Sの1K平均は8万円台で、新座キャンパスへは東武東上線で1駅、池袋へは15分前後でアクセスできます。
和光市駅周辺
和光市は東京メトロ有楽町線・副都心線の始発駅、東武東上線も停車します。新座キャンパスへは東武東上線で2駅、池袋へは副都心線で約10分。始発駅のため朝の通勤ラッシュでも座って通学できる強みがあります。HOME’Sの1K平均は7万円台。具体的な数値はSUUMO・HOME’S等の最新掲載物件で「志木駅」「朝霞台駅」「和光市駅」徒歩10分以内で確認してください。
新座キャンパス通学者の選び方
池袋キャンパス併用の授業(英語などの全学共通科目)が多い1〜2年生のうちは「池袋に住んで東武東上線で新座に通う」選択もあります。3年生以降、専門科目が新座に集中するなら志木・朝霞台・和光市への引越しを検討する流れです。入学時点では学部の履修パターンが読みにくいので、1年目は池袋側に住み、2年目に判断する学生も少なくありません。
6エリアの比較表
| 項目 | 池袋西口 | 要町・椎名町 | 東池袋 | 大塚 | 目白 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1Rの家賃水準 | ターミナル水準 | 池袋と1〜2万円差 | 池袋と同水準 | 池袋と同水準 | 池袋と同水準(住環境重視) |
| 立教キャンパスへ | 徒歩約7分 | 徒歩15〜20分 | 徒歩20分 | 山手線1駅+徒歩 | 山手線1駅+徒歩 |
| 路線の多さ | 8路線 | 1〜2路線 | 1路線 | 山手線+都電 | 1路線 |
| スーパー | 成城石井・まいばす等 | サミット・まいばす等 | 駅周辺の各種 | ライフ等 | ピーコック・まいばす |
| 街の性格 | 繁華街・学生街 | 住宅街・下町 | 都心・タワー | 下町+再開発 | 静かなお屋敷町 |
家賃の具体的な数値・所要時間はSUUMO・HOME’S・JR東日本/東京メトロ/西武鉄道公式の最新情報を確認してください。
初期費用の目安
初期費用は一般に家賃の4〜6ヶ月分(敷金・礼金・前家賃・保証料・火災保険・仲介手数料の合計)が目安。
| 項目 | 金額目安 |
|---|---|
| 敷金 | 家賃1〜2ヶ月分 |
| 礼金 | 家賃0〜1ヶ月分 |
| 仲介手数料 | 家賃0.5〜1ヶ月分 |
| 前家賃(1ヶ月分) | 家賃1ヶ月分 |
| 火災保険・保証料など | 2〜4万円 |
礼金ゼロの物件を選ぶか、仲介手数料を抑えられる窓口を使うかで初期費用は数万円変わります。入学前に親と相談して予算の上限を決めておくと、物件探しがスムーズです。
家賃+交通費のトータルで比較する
「家賃が安いから」と遠いエリアに住んでも、定期代で差額を使い切ってしまうケースがあります。家賃に通学定期代を加えた月額合計で考えてみてください。
| エリア | 通学手段 | 定期代の有無 |
|---|---|---|
| 池袋西口 | 徒歩約7分 | 0円 |
| 要町 | 徒歩15〜20分または有楽町線/副都心線1駅 | 徒歩なら0円 |
| 椎名町 | 西武池袋線1駅または徒歩20分弱 | 通学定期 or 徒歩で0円 |
| 大塚 | JR山手線1駅 | 通学定期 |
| 志木(新座通学) | スクールバス | 0円(立教大学公式バス) |
池袋西口・要町・椎名町は実質徒歩通学が可能で、定期代ゼロで家賃に予算を寄せられます。大塚・目白から通うなら山手線1駅ぶんの定期代を加算してください。具体的な金額はJR東日本・東京メトロ・西武鉄道・東武鉄道公式の運賃計算ページで確認するのが確実です。新座キャンパス通学で志木を選んだ場合、家賃・定期代ともに都内エリアより落ち着く水準ですが、都心での課外活動に出る頻度が高いなら往復の交通費が別途発生する点は計算に入れてください。
エリア選びの判断フロー
- 通うキャンパスを確認する — 池袋キャンパスなら池袋周辺、新座キャンパスメインなら東武東上線沿線
- 予算の上限を決める — 家賃の上限を決めてからエリアを絞る
- 生活スタイルを考える — 繁華街(池袋西口)か住宅街(要町・椎名町・目白)か
- 迷ったら池袋西口 — 8路線使える利便性とキャンパス徒歩約7分、失敗が少ない
立教の新生活で次に読みたい記事
部屋を決めたあとに必要になる手続き・池袋エリアの実情をまとめています。
池袋・立教エリア深掘り
入学後の暮らし
参照元・注記
- キャンパス所在地・学部構成・徒歩分数・スクールバス: 立教大学公式アクセス情報・各学部ページ(2026年閲覧)
- 家賃相場: LIFULL HOME’Sの公開する駅別平均(池袋・要町・椎名町・東池袋・大塚・目白・志木・朝霞台・和光市 各駅 徒歩10分以内、2026年閲覧)を傾向の参照に使用。具体的な物件はSUUMO・HOME’Sの最新掲載物件で確認
- 交通アクセス・所要時間: JR東日本・東京メトロ・東武鉄道・西武鉄道・東京都交通局(都電荒川線/東京さくらトラム)の各公式時刻表(2026年閲覧)
- 通学定期代: 各鉄道会社公式の運賃計算ページで個別に確認
- スーパー・飲食店の実在情報: 各店舗公式・運営会社公式の店舗一覧情報(価格・営業時間は更新されやすいため公式確認推奨)
- 初期費用の項目・金額帯: 宅地建物取引業法に定める費用項目をもとに編集部が整理
- 掲載数値・所要時間は参考の目安です。実際の家賃・所要時間は物件の条件・空き状況・時期・ダイヤや運賃改定によって異なります