平日は銀杏並木を上って授業に出て、空きコマにメディアセンターで課題を片付けて、帰りに東急ストアで食材を買う。日吉の平日はこのルーティンで回っていきます。
土曜と日曜は、その流れが止まる。キャンパスに用事がない朝、ひようらの人通りもいつもより穏やか。でも日吉の休日は「やることがない」のとは違います。商店街でゆっくりブランチを取る、カフェで溜まったレポートを進める、一駅隣の元住吉まで散歩する、綱島の温泉に行く——東横線沿線に住んでいるからこその選択肢が、思っている以上に広い。
この記事でわかること
- 土曜の朝: ゆっくり起きてからのブランチ事情
- カフェで勉強: 日吉駅周辺の自習向きスポット
- 散歩に出る: 日吉の丘公園と矢上の丘
- 一駅隣の世界: 元住吉ブレーメン通り・綱島の温泉
- 渋谷にも横浜にも: 東横線の休日アクセス
- 一人で過ごす日曜: 図書館・公園・自炊
土曜の朝、急がなくていい日吉
平日の日吉駅は、8時台になると改札からキャンパスに向かう慶應生で混み合います。土曜の朝はその景色がまるで違う。10時半に起きて窓の外を見ると、商店街の通りに人がまばらに歩いているだけ。この静けさが、日吉の休日の始まりです。
朝食と昼食の境目をなくしてしまうのが、土曜の得意技。11時ごろにひようらに出て、遅めのブランチを食べるパターンが多い。平日は昼休みの混雑で並ぶことのある店も、土曜の11時台なら空いています。
| ブランチの選択肢 | 向いている気分 |
|---|---|
| キッチンとらひげ(ハンバーグ・ロースかつ) | がっつり食べたい土曜の朝 |
| 武蔵家 日吉店(家系ラーメン) | こってり気分の朝 |
| HI, HOW ARE YOU(スパイスカレー) | 一人でカウンターで静かに |
| マリーン(パスタ・洋食) | 友達と少しゆっくり |
| 松屋 日吉店(24時間営業) | とにかく手早く済ませたい |
各店の価格・営業時間は公式情報やGoogleマップで確認してください。
急ぎの課題がない土曜は、ブランチのあとにそのまま商店街をぶらっと歩く。マツモトキヨシで日用品を補充して、部屋に戻って洗濯。この「午前中の家事タイム」を土曜に済ませてしまうと、午後と日曜がまるごと自由になります。
カフェで勉強する休日
平日の空きコマはメディアセンター(図書館)で課題を片付けるのが効率的ですが、土曜の午後に同じ場所で過ごすのは少し気分が変わらない。キャンパスの外に出て、カフェでレポートを広げる方がスイッチが入ることがあります。
日吉駅前のタリーズコーヒー慶應日吉店は、キャンパス内の協生館1階に入っているカフェ。席数が多く、電源のある席も確保しやすいので、パソコンを持ち込んで長居する学生が常にいます。土日も営業しているため、休日の勉強拠点として使い勝手がいい。
もう少し静かに過ごしたいなら、Add Sugarへ。日吉駅西口から徒歩1分、12席ほどの小さなカフェで、ハンドドリップのコーヒーと季節のシフォンケーキが看板メニュー。席数が限られているぶん落ち着いた空気感があって、集中してレポートを進めたい午後に向いています。
ドトールコーヒーショップ 日吉店は駅の西口を出てすぐ。こちらは朝早くから開いていて、モーニングを食べながら教科書を読む使い方もできる。試験前の追い込み時期は、カフェのハシゴで1日を乗り切る慶應生も珍しくありません。
| カフェ | 駅からの距離 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| タリーズコーヒー慶應日吉店 | 協生館1F(構内) | 電源あり。長居して課題をこなす |
| Add Sugar | 西口徒歩1分 | 少人数席。静かに集中したい日 |
| ドトールコーヒーショップ 日吉店 | 西口すぐ | 朝から使える。モーニングの勉強向き |
| スターバックスコーヒー 日吉店 | 港北区日吉2-2-3 山村ビル1F | 買い物ついでに |
散歩に出る日: 日吉の丘と矢上の丘
天気のいい土曜、カフェに行く気分でもレポートがあるわけでもない。そんな日は外を歩くのが一番です。日吉は住宅街の中に小高い丘や緑地が点在していて、15〜20分の散歩コースが組みやすい。
日吉の丘公園は、日吉駅から徒歩11分ほどの小高い丘にある公園です。入口から階段を上った先に芝生の広場が広がっていて、遊具はない代わりに大きな木々の木漏れ日の中でゆっくり過ごせます。「富士見台」と名前のついた場所があって、天気が良ければ富士山が見える日もある。春は桜、6月はアジサイと、季節によって表情が変わる場所です。
矢上キャンパスの方面に歩いてみるのも面白い。日吉キャンパスの裏手から矢上に向かう道は、坂道を上っていく15分ほどのルート。理工学部生にとっては毎日の通学路ですが、休日に歩くと平日とは違う静けさがある。丘の上から住宅街の向こうに見える空は、意外なほど広い。
キャンパスの銀杏並木そのものも、休日に歩くと印象が変わります。授業のある平日は急ぎ足で通り過ぎる並木道も、用事のない土曜はベンチに座ってぼんやりしていい。秋の黄葉シーズンは、この並木道が一番きれいに見えるのは人の少ない休日の朝かもしれません。
一駅隣の世界: 元住吉と綱島
日吉に住んでいて休日の行動範囲が広がるのは、東横線の隣接駅に魅力的なスポットがあるからです。電車で1〜2駅、自転車や徒歩でも行ける距離に、日吉とは違う雰囲気の街が広がっています。
元住吉のブレーメン通り商店街
日吉駅から東横線で1駅(約2分)の元住吉駅。西口を出ると正面にあるのがモトスミ・ブレーメン通り商店街です。ドイツのブレーメン市にある商店街「ロイドパサージュ」と提携していて、石畳の通りにブレーメンの音楽隊の銅像が立っている。138店舗が並ぶこの商店街は、日吉のひようらとはまた違った空気感があります。
ひようらが「大学のすぐ裏の学生街」なら、ブレーメン通りは「地元の住民が集まる生活商店街」。パン屋、総菜屋、青果店、個人経営のカフェ——日吉にいると気づかない「普通の暮らし」の風景がここにはある。友達と「ちょっと散歩しない?」と誘い合って歩くのにちょうどいい距離感です。
秋には「フライマルクト」というイベントが開催されて、路上ライブやパレード、模擬店が出ます。毎年10万人規模の来場者があり、地元のお祭りとしてはかなりの賑わい。日吉から電車で2分の距離で、こういう休日の過ごし方ができるのは知っておいて損はありません(公式の店舗数は160店超、外部資料では約180店舗とされています)。
綱島の温泉
日吉駅から東横線で1駅(約2分)の綱島駅。このエリアには「綱島源泉 湯けむりの庄」という日帰り温泉施設があります。綱島はかつて「東京の奥座敷」と呼ばれた温泉地で、地下から天然温泉が湧いている。ナトリウム炭酸水素塩泉の源泉は美肌の湯として知られています。
綱島駅からは無料のシャトルバスが出ていて、12時以降は15分間隔で運行。料金は平日1,540円、土日祝1,700円(いずれも入湯税100円別途、実支払は1,640円/1,800円)。大学生にとって気軽とは言えない金額ですが、試験が終わった打ち上げや、月に1回の自分へのご褒美に行く先輩は少なくない。岩盤浴やサウナも揃っていて、半日のんびり過ごせます。
友達と遊ぶ休日: 渋谷20分、横浜15分
日吉に住んでいて地味にありがたいのが、東横線1本で渋谷にも横浜にも出られること。どちらの方面に遊びに行くにしても、電車に乗っている時間は20分前後。この「どっちにも近い」立地は、友達との待ち合わせで発揮されます。
| 行き先 | 所要時間(東横線利用) | 休日の使い方 |
|---|---|---|
| 渋谷 | 急行で約20〜25分 | 映画・買い物・カラオケ。三田キャンパスの友達と合流しやすい |
| 横浜 | 急行で約12〜15分 | みなとみらい散策・中華街・赤レンガ倉庫 |
| 自由が丘 | 約8分 | カフェ巡り・雑貨店。デートの定番 |
| 武蔵小杉 | 約4分 | グランツリー武蔵小杉で映画・ショッピング |
| 新横浜 | グリーンライン+JRで約15分 | ラーメン博物館・横浜アリーナのライブ |
渋谷方面に出るなら、東横線の急行か特急に乗れば乗り換えなし。土曜の午後に「渋谷集合」と言われても、準備から出発まで30分で済む。横浜方面はさらに近くて、みなとみらいまで電車で15分ほど。中華街で食べ歩きをして、赤レンガ倉庫を歩いて、夕方には日吉に戻ってこられる距離感です。
とはいえ、友達と毎週どこかに出かけるわけでもない。「今日は遠出する気力がないな」という土曜のほうが多いかもしれない。そんな日に日吉の商店街とカフェだけで1日が完結するのは、この街の懐の深さです。
一人の日曜日
買い物と洗濯と自炊
日曜の午前中は、生活を立て直す時間。洗濯機を回して、干して、その間にスーパーに買い出しに行く。
日吉東急アベニュー(駅ビル)の地下食料品フロアで1週間分の食材をまとめ買いするのが効率的です。惣菜・鮮魚・精肉がひと通り揃っていて、日曜に来ると土曜より若干空いている。数点だけ補充するならまいばすけっと日吉駅西口店が近くて便利。
日曜の夜に作り置きをしておくと、平日の食事がかなり楽になります。カレーを大鍋で作る、鶏肉を焼いておく、野菜の下ごしらえだけでも済ませておく。1Kのミニキッチンでも、フライパンと鍋があれば十分こなせます。
港北図書館まで足を伸ばす
日吉駅から東横線で3駅(日吉→綱島→大倉山→菊名)の菊名駅から徒歩7分に、横浜市港北図書館があります。開館は火〜金が9:30〜19:00、土日祝が9:30〜17:00。パソコン席には電源があり、Wi-Fiも使えます。
キャンパスの図書館が日曜閉館のとき、ここが代わりの自習場所になる。自宅のWi-Fiでは集中できないけど、大学まで行くのは面倒——という日曜の気分にちょうどいい距離感。公共図書館なので、専門書の蔵書は大学図書館には及びませんが、静かに過ごせる場所として知っておくと便利です。
何もしない日曜
予定を入れず、部屋で過ごす日曜もある。午前中に洗濯と買い物を済ませたら、午後はベッドで動画を観るか、本を読むか、昼寝をするか。
日吉の住宅街は日曜の午後がいちばん静かです。窓を開けると風が通って、遠くで子どもの声が聞こえるくらい。繁華街に面していない日吉の住環境は、こういう「何もしない日曜」を許してくれる。高田馬場や渋谷のように外の音が気になることはほとんどありません。
夕方になったら、商店街のコンビニかドラッグストアに足りないものを買いに出る程度。日曜の夜のひようらは金曜の賑わいとは別の場所のように穏やかで、散歩がてら往復するだけで気分転換になります。
日吉の休日は「選べる」
日吉の休日の過ごし方は、大きく分けると3つです。
日吉の中で完結する日。商店街のブランチ、カフェでの勉強、日吉の丘公園への散歩。駅周辺の半径500mで必要なものが揃ってしまうのが日吉の強さで、「外出が面倒だけど部屋にいるのも飽きた」という休日にちょうどいい。
近場に出かける日。元住吉のブレーメン通りを歩いたり、綱島の温泉に行ったり。電車で1〜2駅、自転車でも行ける距離に日吉とは違う風景がある。午前中だけの外出でも十分楽しめる距離感です。
都心や横浜に出る日。渋谷まで20分、横浜まで15分。東横線が東京方面にも神奈川方面にもつないでくれるから、待ち合わせの場所を選ばない。3年から三田キャンパスに移る友達と「横浜で会おう」と言えるのも、日吉ならではの立地です。
どの過ごし方を選ぶかはその日の気分次第。選べること自体が、日吉に住む心地よさなのかもしれません。
参照元・注記
- 飲食店の価格帯・営業情報: Googleマップ・食べログ・Rettyの掲載情報(2026年4月閲覧)をもとに編集部が整理
- カフェの営業情報: 各店舗の公式サイト・Googleマップ掲載情報(2026年4月時点)
- 日吉の丘公園: 横浜市港北区公式サイト「公園案内 日吉の丘公園」(2026年4月閲覧)
- モトスミ・ブレーメン通り商店街: 商店街公式サイト(2026年4月閲覧)
- 綱島源泉 湯けむりの庄: 施設公式サイト(2026年4月閲覧)。料金・シャトルバス運行情報は2026年4月時点
- 綱島温泉の歴史・東京園跡地情報: 横浜日吉新聞(2026年2月掲載記事)
- 港北図書館: 横浜市立図書館公式サイト(2026年4月閲覧)
- 交通アクセス: 東急電鉄・横浜市交通局の路線情報(2026年4月時点)
- 慶應義塾大学キャンパス情報: 慶應義塾公式サイト・塾生サイト(2026年4月閲覧)
- 価格・営業時間は変動することがあります。訪問前に最新情報を確認してください
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