平日は神楽坂を登って理科大のキャンパスに向かい、研究室で長い一日を過ごし、夜は神楽坂通りのスーパーで夕飯の材料を買って帰る。神楽坂キャンパスの理科大生の平日はだいたいこの流れです。
では土曜と日曜はどうしているか。神楽坂・飯田橋の周辺は、駅前の繁華街と文人ゆかりの住宅街、外濠の桜並木、神社めぐりと、休日のネタに困らない街です。派手な遊び場ではないけれど、歩いて回れる範囲に表情の違うスポットが詰まっています。
この記事でわかること
- 土曜の朝: 静かな神楽坂通りからの始動
- 路地裏散策: 兵庫横丁と芸者新道
- 外濠公園の桜並木と散歩
- 赤城神社と東京大神宮をめぐる
- 4番町の文人ゾーン(千代田区)
- 一人の日曜: 買い出しと自炊
土曜の朝は静かな神楽坂から始まる
目覚ましをかけずに寝て、起きたら10時前。カーテンを開けると平日とはまったく違う神楽坂の顔が見えます。
平日の朝7〜8時台は通勤客と通学客で賑わう飯田橋〜神楽坂ですが、土曜の午前中は人通りがぐっと少ない。神楽坂通りの飲食店はほとんどが昼営業からなので、午前中は石畳の路地が静まり返っています。
布団から出てコーヒーを入れる。神楽坂エリアの1Kはミニキッチン付きの物件が中心で、朝のコーヒーくらいは家で済ませられます。神楽坂駅前のまいばすけっとやマルエツプチ飯田橋で前夜にパンを買っておけば、朝食はそれで十分です。
路地裏散策 — 兵庫横丁と芸者新道
神楽坂の楽しみ方の基本は路地裏歩きです。神楽坂通りから一本入ると、石畳の細い道が網の目のように広がっていて、割烹・鮨・フレンチの老舗が静かに営業しています。
兵庫横丁は神楽坂の代表的な路地で、黒塀と石畳が続く風情のある一帯。昼間は観光客もいますが、週末の午前中ならほぼ無人で、ゆっくり写真を撮って歩けます。
芸者新道はもう少し奥まった路地で、夜は料亭の客が静かに行き交うエリア。昼間は人がほぼおらず、細い道を曲がるたびに表情が変わる街の造りを体感できます。
住宅街の中に飲食店が溶け込んでいるのが神楽坂の特徴で、半年住んでも全部の路地を歩き尽くせないくらい道が入り組んでいます。休日の散歩コースとして飽きがこない街です。
外濠公園の桜並木と散歩
飯田橋駅から外濠沿いに南下すると、外濠公園の桜並木に出ます。飯田橋から四ツ谷まで約2kmにわたって桜並木が続き、春は満開の桜のトンネルを歩けるコースです。
入学式直後の4月上旬は、花見客と新入生と理科大の新歓メンバーで賑わうピーク時期。芝生にレジャーシートを敷いてコンビニのおにぎりを食べるだけでも、入学したての気分が立ち上がる場所です。
桜の季節以外でも、外濠沿いは散歩・ランニングコースとして機能しています。秋の紅葉、冬の澄んだ空気の中の散歩も気持ちがいい。片道30分ほどかけて四ツ谷まで歩き、帰りは中央線で飯田橋に戻るルートは休日の定番です。
市ヶ谷駅周辺まで足を伸ばせば、防衛省の桜並木や釣り堀の市ヶ谷フィッシュセンターもあり、ただ歩くだけで小さな発見が続きます。
神社めぐり — 赤城神社と東京大神宮
神楽坂エリアには学生が立ち寄りやすい神社が2つあります。
赤城神社は神楽坂を登り切った先、神楽坂駅近くにある神社。2010年に建築家・隈研吾の設計で再建され、ガラスを多用したモダンな社殿が特徴です。境内にカフェ「あかぎカフェ」が併設されていて、参拝のついでにコーヒーを飲める。休日の午後にふらっと立ち寄るスポットとしてちょうどいい場所です。
東京大神宮は飯田橋駅から徒歩5分、「東京のお伊勢さん」と呼ばれる神社で、縁結びの神社として全国的に有名。週末は若い女性の参拝客で列ができることも多く、「東京で一番縁結びに効く」という評判のおかげで一人で行っても浮きません。
靖国神社まで足を伸ばせば九段下方面まで徒歩15分ほど。春は桜の名所としても知られていて、外濠公園とセットで花見コースに組み込めます。
4番町の文人ゾーン — 千代田区側の静寂
飯田橋駅の南側、外濠を渡って千代田区四番町・九段北エリアに入ると、空気がまた変わります。
四番町は明治以降、島崎藤村・有島武郎・泉鏡花ら多くの文学者が住んだ文人ゆかりのエリア。住宅街の中に文学碑や旧居跡が点在していて、落ち着いた散歩コースになります。
番町文人通りと呼ばれる道沿いには、文学ファンなら知っている旧居跡の案内板がいくつもあります。特に目的を決めず歩いても、街の静かな空気と大使館が点在する国際的な雰囲気が気持ちいい。神楽坂の賑わいとは対照的な落ち着きで、読書の休憩に散歩するには絶好の場所です。
九段下方面に向かえば千鳥ヶ淵・北の丸公園・皇居のお濠沿いまでつながります。春の千鳥ヶ淵のボートと桜は東京でも指折りの景色で、理科大から歩いて20分ほどで到達できる距離です。
友達と過ごす休日の選択肢
神楽坂キャンパス周辺で友達と集まる休日の定番パターン。
神楽坂で昼食
神楽坂通りには手頃な価格帯のカフェ・定食屋・パン屋が並びます。週末のランチは混むので、12時前か13時過ぎに行くと座れる確率が上がります。
理科大周辺は理系学生が多いので、ゼミや研究室の仲間と小規模で集まる休日が中心。神楽坂通りの老舗和菓子店や洋菓子店で手土産を買って、誰かの部屋に集まって課題の続きをやる——という休日もあります。
都心に出る場合
飯田橋は5路線が集まるターミナルなので、都心への移動が圧倒的に楽です。JRで新宿まで12分、東西線で大手町まで5分、南北線で六本木一丁目まで10分、大江戸線で新宿西口まで10〜11分。
「新宿でも行くか」「渋谷で映画観るか」という思いつきが30分以内で実現する街で、休日の選択肢が都内で最も広いエリアのひとつです。
秋葉原まで総武線で2駅6分。理系学生なら電子部品やガジェットの買い出しで秋葉原に行く休日もあるはずです。
一人の日曜日
日曜は一人で過ごすことが多い。というより、一人暮らしの日曜はやることが決まっています。
洗濯と掃除
部屋に洗濯機がある物件なら朝のうちに回す。乾く間に掃除機をかけて、水回りを拭く。6畳の1Kなら全部で30分ほど。平日の汚れを日曜にリセットするだけで、翌週の生活がぐっと整います。
まとめ買い
1週間分の食材を買いに行く日曜日。神楽坂駅から徒歩4分のまいばすけっと神楽坂駅西店(新宿区天神町14、8:00〜23:00)、飯田橋駅C1出口徒歩1分のマルエツプチ飯田橋店(揚場町2-20、7:00〜深夜1:00)が日常の買い出しに使えます。大きめの買い物を1回で済ませたいなら、マルエツプチの方が品揃えが広い。
肉・野菜・卵・牛乳・パスタ・レトルトカレーを2,000〜3,000円分買い込んで、冷蔵庫に詰めておく。これで平日の自炊が回せます。
自炊と読書
日曜の夕飯は翌日の弁当も兼ねて多めに作る日。カレーや肉野菜炒め、パスタあたりが定番で、1Kのミニキッチンでも鍋とフライパンがあれば十分です。
夜は部屋で読書や映画。神楽坂エリアはどの方角を向いても住宅街の静けさがあるので、窓を開けても外から大音量の騒音が入ってくることはまずありません。研究で使う論文に目を通す夜も、このエリアなら集中できます。
日曜の夜、月曜に備える
23時ごろにはシャワーを浴びて布団に入る。窓の外の神楽坂は、金曜の夜ほどは騒がしくない。日曜の神楽坂は静かで、月曜の朝に向けて街がゆっくり眠りにつく空気があります。
明日の朝はまた神楽坂を登ってキャンパスに向かう。1限がなければ少しゆっくりできるし、実験の日なら8時台に家を出る。神楽坂の休日は派手ではないけれど退屈でもない。路地裏を歩く、外濠公園を散歩する、神社に寄る、一人で部屋を片付ける。こういう週末を無理なく過ごせるのが、神楽坂・飯田橋で一人暮らしをする心地よさです。
参照元・注記
- 神楽坂の路地・飲食店情報: Googleマップ・食べログの掲載情報(2026年4月閲覧)をもとに編集部が整理
- 外濠公園・桜並木: 新宿区・千代田区・一般社団法人新宿観光振興協会の公式情報(2026年4月閲覧)
- 赤城神社: 赤城神社公式サイト(2026年4月閲覧)
- 東京大神宮: 東京大神宮公式サイト(2026年4月閲覧)
- 靖国神社・千鳥ヶ淵: 千代田区観光協会・環境省公式情報(2026年4月閲覧)
- 4番町の文人ゆかりの情報: 千代田区公式サイトの文学散歩情報(2026年4月閲覧)
- 交通アクセス: JR東日本・東京メトロ・都営交通の路線情報(2026年4月時点)
- 価格・営業時間は変動することがあります。訪問前に最新情報を確認してください
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