日吉キャンパスに通う2年目の春。1年生のときは履修の組み方もわからず、月曜から金曜まで授業を詰め込んでいました。2年になると要領がつかめてくる。語学クラスの友達とは昼を一緒に食べる仲になり、サークルも週1から週2に増え、バイト先も固まってきた。ここでは、日吉駅近くの1Kを拠点にした一週間を月曜の朝から日曜の夜まで追いかけます。
この記事でわかること
- 月・水・金は授業メインの日(1限〜4限)
- 火・木はゼミ+バイトの日
- 土曜はサークル、日曜はリセット
- ひようらランチと学食の使い分け
- 1週間の支出合計と内訳
一週間のスケジュール概観
まずは曜日ごとの大まかな流れを表にまとめます。
| 曜日 | 午前 | 昼 | 午後 | 夕方〜夜 |
|---|---|---|---|---|
| 月 | 1限 英語・2限 経済学 | ひようらで外食 | 3限 マーケティング論 | メディアセンターで課題 → 帰宅 |
| 火 | 空き | 学食 | 3限 ゼミ | 渋谷でバイト(18〜22時) |
| 水 | 1限 統計学・2限 法学 | 学食 | 3限 第二外国語・4限 選択科目 | 帰宅 → 自炊 |
| 木 | 空き | ひようらで外食 | 3限 ゼミ関連の自主ゼミ | 横浜でバイト(18〜22時) |
| 金 | 2限 社会学 | ひようらで外食 | 3限 教養科目 | 友達と飲み or 帰宅 |
| 土 | 寝坊 | 適当に済ませる | テニスサークル(13〜17時) | 打ち上げ or 帰宅 |
| 日 | 洗濯・掃除 | 自炊 | まとめ買い → 課題 | 翌週の準備 |
月曜日 — 1限から始まる週の幕開け
7時15分にアラームが鳴る。日吉駅から徒歩6分のワンルーム。6畳の居室にベッドと机を置くと、あとはハンガーラックとミニ冷蔵庫でほぼ埋まる。
朝食は食パンにバターを塗って、マグカップにインスタントコーヒー。10分で終わる。7時50分に部屋を出て、日吉駅東口の階段を上り、横断歩道を渡る。正面に慶應の銀杏並木がまっすぐ伸びている。4月の朝は新緑のトンネルで、並木の下を歩くだけで気分が切り替わる。両脇に約100本のイチョウが並ぶこの坂道は長さ約220m。上りきると日吉記念館の白い外壁が見えて、右に折れると第4校舎に着く。駅から教室まで10分かからない。
1限は9時開始。英語のクラスが10時30分に終わり、10分の休憩を挟んで2限の経済学が10時45分から。12時15分に午前の授業が終わる。
昼休みは12時15分から13時までの45分間。今日はキャンパスを出て、ひようら(日吉商店街)に向かう。駅の西口を出ると、放射状に伸びる路地に飲食店がぎゅっと詰まっている。月曜の昼は武蔵家 日吉店の家系ラーメン。750円でライス無料。12時20分に入ればギリギリ並ばずに座れる。濃厚な豚骨スープとほうれん草、海苔3枚。ライスをおかわりして腹を満たす。12時50分に店を出て、小走りで銀杏並木を上る。
3限のマーケティング論は13時から14時30分。今日はここで授業が終わり。14時40分にメディアセンター(図書館)に向かう。銀杏並木から少し外れた場所にある建物で、自習席は十分に確保されている。金曜締切のレポートを1時間半ほど進めて16時に図書館を出る。
帰り道、日吉東急アベニューの1F食料品フロア(日吉東急フードショー)で鶏むね肉と小松菜を買う。合計380円。17時に帰宅して、鶏肉の塩焼きと小松菜のおひたし、冷凍ごはんをレンジで温めて夕食。
月曜の支出 — 食パン・コーヒー(按分60円)、武蔵家750円、東急アベニュー食材380円。合計1,190円。
火曜日 — ゼミと渋谷バイト
火曜の午前は空きコマ。9時に目覚まして、洗濯機を回す。干してから、ゆっくり朝食を食べる。
11時半に部屋を出て、12時前にキャンパスに着く。火曜の昼は生協食堂(遊遊キッチン)。1階の日吉食堂でチキン南蛮定食を注文する。生協会員なら10%OFF。500円台で収まる。語学クラスの友達3人と昼食を食べながら、週末のサークルの話をする。1年の語学クラスで知り合った友達は、2年になっても昼を一緒に食べる仲。慶應では語学クラスが最初のコミュニティになることが多い。
3限(13時〜14時30分)はゼミ。商学部では2年の春学期から研究会(ゼミ)が始まる。毎週の課題文献を読んで、レジュメを切って、ディスカッションする。15人ほどの少人数で、教授との距離が近い。ゼミが終わるとメンバーで残って30分ほど雑談するのが恒例になっている。
15時にキャンパスを出る。日吉駅から東横線の急行に乗って渋谷まで約20分。火曜と木曜は渋谷のカフェでバイト。18時から22時までの4時間シフト。時給1,170円で4,680円。まかないはないが、閉店作業後に余ったパンをもらえることがある。
22時15分に渋谷駅から東横線に乗って、22時40分ごろ日吉着。コンビニでおにぎりを1つ買って(150円)帰宅。シャワーを浴びて23時半に寝る。
火曜の支出 — 朝食(按分60円)、学食530円、コンビニ150円、交通費(渋谷往復:定期外IC約500円)。合計約1,240円。バイト収入4,680円。
水曜日 — 授業が詰まった日
水曜は1限から4限まで。週の中で一番忙しい日です。
7時に起きて、7時40分に部屋を出る。1限の統計学(9時〜10時30分)は出席が厳しい科目で、遅刻すると減点される。銀杏並木を早足で上って第4校舎へ。2限(10時45分〜12時15分)は法学。午前だけで3時間の講義が続くと、昼にはかなり腹が減っている。
水曜の昼食はキャンパス内で手早く済ませる。グリーンズマルシェ内のカフェテリアで、日替わりプレートを選ぶ。トレーに好きなおかずを載せていくスタイルで、600円前後に収まる。食べ終わったら教室に直行。
3限(13時〜14時30分)は第二外国語のフランス語。慶應では第二外国語の選択が入学時の一大イベントで、フランス語・ドイツ語・中国語・スペイン語などから選ぶ。クラスのメンバーは1年から同じ顔ぶれなので、もう家族のような距離感になっている。4限(14時45分〜16時15分)は選択科目。
16時15分に一日の授業が終わる。水曜は疲れているので、まっすぐ帰ることが多い。帰り道にまいばすけっと日吉駅西口店(日吉駅徒歩3分・公式)で卵ともやしを買う。合計180円。帰宅して、もやしと卵の炒め物を作る。20分で完成する手抜きメシ。
食後に翌日のゼミ用の文献を読む。木曜のゼミは自主ゼミ(学生だけの予習会)で、課題文献の担当箇所をまとめる作業がある。22時に切り上げて就寝。
水曜の支出 — 朝食(按分60円)、グリーンズマルシェ600円、まいばす180円。合計840円。
木曜日 — 自主ゼミと横浜バイト
木曜も午前は空き。火曜と同じく朝はゆっくりできる日。9時半に起きて、部屋でコーヒーを淹れながら、ゼミの文献を読み返す。
昼はキャンパスに行く前に、ひようらで食べてから向かう。今日は武蔵家日吉店。家系ラーメンにライス無料で、サクッと食べきれて満足感のある定番店です。濃厚なスープと太麺をすすって、ライスにのりを巻きながら食べる。午後の自主ゼミに備えて腹を満たしておく。
13時からゼミメンバー6人で自主ゼミ。来往舎のグループ学習室を使って、翌週の本ゼミに向けた論文の読み合わせをする。担当箇所をホワイトボードにまとめて議論する2時間。15時に終了。
木曜のバイトは横浜。日吉駅から東横線で横浜駅まで約15分。渋谷より近い。横浜駅西口の居酒屋で18時から22時までホールスタッフ。時給1,200円で4,800円。まかない付きで、シフト後に賄いの肉野菜炒めを食べて帰る。
22時半に日吉着。帰宅してシャワーを浴びて、23時半に寝る。
木曜の支出 — 朝食(按分60円)、武蔵家日吉店のラーメン、交通費(横浜往復:定期外IC約454円)。バイト収入4,800円。具体額は店舗の最新メニューと交通機関の公式運賃で要確認。
金曜日 — 授業は軽め、夜は自由
金曜は2限と3限だけ。週の終わりにふさわしい軽い日。
9時に起きて、トーストと目玉焼きの朝食。10時20分に部屋を出る。2限(10時45分〜12時15分)の社会学を受けて、昼は語学クラスの友達とひようらへ。金曜の昼は少し奮発する日と決めている。洋食とらひげのハンバーグ定食。長く続く老舗で、盛りの良さに定評がある洋食屋。友達と2人で入って、来週のゼミ発表の相談をしながら食べる。
3限(13時〜14時30分)の教養科目が終わると、金曜の午後が始まる。メディアセンターで1時間ほどレポートを進めるか、天気が良ければ銀杏並木のベンチでコンビニのコーヒー(120円)を飲みながらぼんやりする。どちらも金曜の午後の定番。
夜の過ごし方は週によって違う。ゼミの飲み会が入る金曜は月に1〜2回。ひようらの居酒屋で飲み放題コース3,000円前後。HI, HOW ARE YOUの隣にある居酒屋や、ひようらのチェーン居酒屋(白木屋・笑笑系)が定番。鳥貴族は日吉駅前にはなく、東横線で1駅の元住吉店・綱島店を使うと2025年5月改定後の晩餐会(2時間食べ飲み放題3,900円)が選択肢に入ります。飲み会がない金曜は、部屋に帰ってNetflixを見るか、友達の部屋に集まってゲームをする。日吉は学生が密集しているので、「今から来ない?」のLINEが成立しやすい。
金曜の支出(飲み会ありの場合) — 朝食(按分60円)、洋食とらひげのハンバーグ定食、コーヒー120円、飲み会3,000円前後。具体額は店舗・店舗の最新メニューで要確認。
土曜日 — サークルの日
土曜は授業がない。テニスサークルの活動日です。
10時に起きて、冷蔵庫にある食材で朝昼兼用の食事を作る。冷凍ごはん、納豆、インスタント味噌汁。200円程度で済む。
12時半に部屋を出て、日吉キャンパスへ。テニスサークルの練習は13時から17時まで、日吉記念館の近くにあるテニスコートで。慶應のサークルは日吉キャンパスに活動拠点を置いているものが多く、土曜日のキャンパスは平日とは違う賑やかさがある。体育会系の部活が練習しているグラウンドの横を通って、コートに向かう。
4時間しっかり動いて、17時に練習終了。サークルのあとは打ち上げに流れるか、そのまま帰るか。打ち上げがある日は、ひようらの松屋で牛丼(400円)を食べてから集合場所に向かう。打ち上げは日吉で済ませることもあれば、渋谷に出ることもある。日吉で飲む場合はひようらの居酒屋で2,500〜3,000円。渋谷で飲むと3,500〜4,000円。
打ち上げなしの土曜は、コートの近くの自販機でスポーツドリンクを買って(160円)、汗が引いたら帰宅。シャワーを浴びて、夕飯は自炊。疲れている日はパスタにレトルトソースをかけるだけ。21時にはもう眠い。
土曜の支出(打ち上げありの場合) — 朝昼兼用200円、松屋400円、飲み会3,000円。合計3,600円。打ち上げなしなら360円。
日曜日 — リセットと準備の日
日曜は「来週に向けて整える日」。朝9時に起きて、まず洗濯。水曜にも回しているが、タオルや部活着が溜まるので週2回は必要。洗濯物を干したら掃除機をかける。6畳のワンルームは15分で終わる。
11時ごろ、まとめ買いに出る。日吉東急アベニューの地下食料品フロアで1週間分の食材を買う。卵、牛乳、食パン、鶏むね肉、豚こま切れ、もやし、小松菜、パスタ。合計2,000円前後。月〜水の自炊を支える買い出しです。木曜以降に足りなくなった分は、まいばすけっとで補充する。
昼は買ったばかりの食材で自炊。豚こま切れと小松菜の炒め物にごはん。材料費は200円以下。
午後は課題に充てる。天気が良い日は、日吉駅から徒歩15分の矢上キャンパス方面に散歩がてら歩くこともある。丘の上の矢上キャンパスに向かう坂道は、桜が終わった4月中旬でも新緑がきれい。頂上付近のベンチで教科書を読んで、1時間ほどで戻ってくる。
課題が多い日曜は、14時〜17時を集中タイムに充てる。部屋でやるか、駅前のタリーズコーヒーに行くか。タリーズは席数が多く、日曜の午後でも席が見つかる。コーヒー390円で3時間粘る。
19時に夕食を自炊して、翌週の時間割を確認する。提出期限の近い課題を洗い出して、どの空きコマで片付けるかを決める。22時にシャワー。23時に寝る。月曜の1限に備えて、日曜は早めに切り上げる。
日曜の支出 — 東急まとめ買い2,000円、自炊材料(按分200円)、タリーズ390円。合計2,590円(まとめ買い分は平日按分を含む)。
1週間の収支まとめ
7日間の支出を整理します。
| 曜日 | 食費 | 交通費 | その他 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 月 | 1,190円 | 0円 | 0円 | 1,190円 |
| 火 | 740円 | 540円 | 0円 | 1,280円 |
| 水 | 840円 | 0円 | 0円 | 840円 |
| 木 | 930円 | 360円 | 0円 | 1,290円 |
| 金(飲み会あり) | 4,180円 | 0円 | 0円 | 4,180円 |
| 土(打ち上げあり) | 3,600円 | 0円 | 0円 | 3,600円 |
| 日 | 2,590円 | 0円 | 0円 | 2,590円 |
| 合計 | — | — | — | 約14,970円 |
飲み会と打ち上げがない週は合計約8,800円まで下がります。月4週として、食費は月35,000〜60,000円。飲み会の頻度が支出を左右する最大の変数です。日曜のまとめ買い(月8,000円)が平日の自炊を支えているので、ここを継続できるかどうかで食費の基盤が決まる。
バイト収入は週2回(火曜・木曜)で約9,500円。月4週で38,000円前後。渋谷と横浜のどちらにも東横線1本で出られる日吉の立地は、バイト先の選択肢を広げてくれます。日吉駅周辺のひようらでバイトすれば交通費ゼロで済む選択もある。
交通費は通学が徒歩なのでほぼゼロ。バイト先への往復が月3,600円ほど。渋谷・横浜方面に遊びに出る週末を含めても、月の交通費は5,000〜6,000円が目安です。
このリズムが回り始めるまで
一週間のパターンが固まるのは、入学から1〜2ヶ月後。1年の4月はサークルの新歓に毎日のように顔を出し、履修も手探りで組む時期。5月のゴールデンウィークを過ぎたあたりから、「月水金は授業、火木はゼミとバイト」という型ができてくる。2年になるとその型がさらに洗練される。全休の日を作れるようになるのも2年から。
7月と1月の試験期間には、このリズムが一変します。サークルは休み、バイトのシフトも減らして、メディアセンターに朝から入り浸る2週間。ひようらのキッチンとらひげや武蔵家で腹を満たしてからもう一踏ん張り、という夜が続く。試験が終わった翌日のサークル打ち上げが、学期の区切りになります。
日吉で過ごすのは多くの場合1〜2年間。3年からは三田キャンパスに通学先が変わる学部が大半です。短い期間だからこそ、銀杏並木とひようらに挟まれたこの街での暮らしを、一週間のリズムごと味わってほしいと思います。
参照元・注記
- 慶應義塾大学の授業時間(振鈴表)・施設情報: 慶應義塾大学塾生サイト(2026年4月閲覧)をもとに編集部が整理
- キャンパス施設・学部配置: 慶應義塾大学公式サイト「日吉キャンパス」ページ(2026年4月閲覧)
- 学食・生協の情報: 慶應義塾生活協同組合公式サイト(2026年4月閲覧)
- 飲食店の価格帯・営業情報: Googleマップ・食べログの掲載情報(2026年4月閲覧)をもとに編集部が整理
- スーパー・コンビニの情報: 各店舗の公式サイト・Googleマップ掲載情報(2026年4月時点)
- 交通アクセス・所要時間: 東急電鉄の路線情報(2026年4月時点)
- 東京都最低賃金(時給1,170円): 東京都産業労働局公表データ(2025年10月改定)
- 生活スタイルの描写は編集部ヒアリングおよび大学周辺の現地取材(2026年4月)に基づきます
- 食費・交通費の数値は大学周辺の物価をもとに編集部が試算した参考値です
慶應義塾大学の総合ガイド
まず読む 慶應義塾大学で一人暮らしするなら?日吉周辺5エリアを比較 慶應義塾大学の日吉キャンパスに通う学生向け。日吉・元住吉・綱島・武蔵小杉・白楽の5エリアを、通学動線・買い物・暮らしの体感で比較しました。