目白駅の改札を出ると、正面に学習院大学の森が広がっています。駅前に商業施設はほとんどなく、ピーコックストアとまいばすけっとが徒歩2分にあるくらい。山手線沿線としては珍しく「駅前の喧騒」がない街です。

そのかわり家賃は安くありません。皇族も通った学習院の象徴的な文教エリアということもあり、目白は都内でも高級住宅地として知られていて、1Kで8.5〜11.5万円が相場の中心。同じ山手線1駅隣の池袋や高田馬場より1〜2万円高い水準になります。

この記事では2026年4月時点のSUUMO・HOME’S掲載物件を調査し、間取り別の家賃相場と初期費用の目安をまとめました。目白の「お屋敷街」相場を正直に示したうえで、学習院生が取れる選択肢を整理します。

この記事でわかること

  • 目白が高級住宅地として相場が高い理由
  • ワンルーム・1K・1DKの家賃相場(2026年4月調査)
  • 駅距離・築年数で家賃はどう変わるか
  • 池袋・雑司ケ谷・高田馬場・早稲田・護国寺・新大久保との比較
  • 初期費用の内訳と物件探しのタイミング

目白の家賃相場(2026年4月時点)

目白駅から徒歩10分以内の賃貸物件を調査した結果をまとめました(HOME’S駅徒歩10分以内平均ベース)。

間取り学生向け築古帯平均相場(マンション込み)高め帯広さの目安
ワンルーム(1R)8.5〜10万円台11.54万円前後14万円〜15〜25㎡
1K9.5〜11万円台13.30万円前後15万円〜20〜30㎡
1DK11〜13万円台15.87万円前後18万円〜30〜40㎡

山手線沿線の中でも高めの水準で、平均値はマンション・新築込みで1R 11.5万円台、1K 13万円台。学生向けには高田馬場・雑司が谷側まで範囲を広げると8.5〜10万円台で1Rが見つかります。池袋と比べると1〜1.5万円、高田馬場と比べると平均でほぼ同水準ですが、目白駅徒歩10分以内に絞ると新築・分譲マンションの比率が高く、結果として家賃の平均値が上振れします。理由はシンプルで、目白は戦前から続く高級住宅地で、土地の用途として「住環境を守る」ことが優先されてきた歴史があるためです。駅前に商業施設を作るよりも、落ち着いた低層住宅を維持する方向で街が育ってきた。結果として物件の供給量が少なく、需要とのバランスで家賃が高止まりしています。

駅距離・築年数が家賃に与える影響

同じ目白エリアでも、条件によって家賃が大きく変わります。

駅距離の目安

徒歩分数家賃の目安(1K)特徴
徒歩1〜5分10〜12万円人気が高く空きが出にくい
徒歩6〜10分9〜10.5万円選択肢が最も多い価格帯
徒歩11〜15分8〜9.5万円下落合・雑司ケ谷方面まで含む
徒歩15分超7.5〜9万円高田馬場・池袋寄りの住宅街

学習院大学の目白キャンパスは駅正面で、正門まで徒歩1分。目白駅徒歩5分以内の物件に住めば、朝の通学にほとんど時間を使いません。ただし駅近物件は家賃が10万円を超えるため、徒歩10〜15分の物件を選んで差額を生活費に回す学生も多いです。

築年数の影響

築年数ごとの家賃への影響をまとめました。

築年数同条件比での家賃注意点
築5年以内高め(+1.5〜2.5万円)設備は最新。人気で空きが少ない
築10〜20年標準設備もまずまず。選択肢が最も多い
築20〜30年安め(−1〜1.5万円)内装リフォーム済みなら住み心地は十分
築30年超かなり安め(−2〜3万円)管理状態を内見時にしっかり確認する

目白には築30年超のお屋敷街由来の物件もあり、リフォーム済みであれば9万円前後で1Kを借りられるケースもあります。家賃を抑えたい学生は築古物件を積極的に内見すると選択肢が広がります。

周辺エリアとの家賃比較

目白駅と山手線・地下鉄で近接する6エリアの家賃を比較しました。

エリア1R家賃目安目白までのアクセス
目白目白(JR山手線)7.5〜10.5万円
池袋池袋(JR・地下鉄各線)7〜9.5万円山手線1駅2分
雑司ケ谷雑司が谷(副都心線)7〜9万円徒歩15分 or 地下鉄
高田馬場高田馬場(山手線・東西線・西武新宿線)5.5万円〜9万円山手線1駅2分
早稲田早稲田(東西線)7〜9万円徒歩20分 or 電車15分
護国寺護国寺(有楽町線)7〜9万円徒歩20分 or 電車15分
新大久保新大久保(山手線)6〜8万円山手線2駅5分

目白が高いのは一目瞭然です。高田馬場と比べると1〜2万円高く、新大久保と比べると2〜3万円高い。ただし、山手線で池袋2分・新宿10分・渋谷15分の立地を考えると、都心アクセスでは同じ土俵。家賃差の1〜2万円をどう評価するかが判断の分かれ目になります。

「学習院に徒歩で通いたいが家賃を抑えたい」なら、目白徒歩12〜15分のゾーン、もしくは雑司ケ谷や高田馬場の目白寄りが選択肢になります。雑司が谷駅は副都心線で池袋1駅、目白までは徒歩15分。1R7〜9万円で住環境も静かです。

一人暮らしの初期費用はいくらかかる?

目白で月9〜10万円の物件を借りた場合の初期費用の目安をまとめました。

費用項目金額の目安備考
敷金9〜20万円家賃1〜2ヶ月分。退去時に精算
礼金0〜10万円家賃0〜1ヶ月分。目白は礼金1ヶ月物件がまだ多い
仲介手数料4.5〜10万円家賃0.5〜1ヶ月分(税込)
前家賃9〜10万円入居月の家賃(日割り+翌月分)
火災保険1〜2万円2年契約が一般的
保証料4〜6万円保証会社による
鍵交換費1.5〜2万円物件による
合計目安40〜60万円物件・条件により変動

高田馬場や池袋と比べて、目白は礼金1ヶ月の物件が残っている傾向があります。家賃帯が高いぶん、初期費用の総額も10万円ほど上振れしやすい点は見ておくべきポイント。入学前に親と相談して上限を決めておくと物件探しがスムーズです。

月々の生活費の目安

家賃以外にかかる月々のコストも把握しておきましょう。目白に住んで学習院大学に通うケースを想定しています。

費用項目月額目安
家賃9〜10万円
食費2.5〜3.5万円
光熱費(電気・ガス・水道)8,000〜1.2万円
通信費(スマホ+Wi-Fi)5,000〜1万円
日用品・雑費3,000〜5,000円
交通費3,000〜8,000円
合計約14〜17万円

学習院までは徒歩通学のため交通費は低め。ただし家賃が9〜10万円になるため、合計では高田馬場(12〜15万円)より2〜3万円高くなります。仕送り+バイトでの年間収支を早めに試算して、家賃帯を決めることをおすすめします。

物件探しのタイミング

学習院大学の合格発表は学部によって異なりますが、一般選抜は2月中旬、共通テスト利用や推薦は1月中〜下旬から発表が続きます。

時期状況
12月〜1月上旬推薦・AO合格者が動き始める。目白は供給が少ないため早期の方が選択肢が広い
2月中旬〜3月上旬物件数が最も多いが競争が激しい
3月中旬〜下旬目白の良い物件はほぼ埋まる。選択肢が急減
4月以降礼金ゼロなどの条件交渉がしやすくなるが、物件数は少ない

目白は供給量自体が少ないエリアなので、合格が確定したらできるだけ早く物件探しを始めることが大切です。推薦で12月に合格した場合は、1月のうちに内見を始めると有利に動けます。

目白エリアの住みやすさを詳しく見る → 目白で暮らす1日のイメージを見る →


数値の参照元

  • 家賃相場: SUUMO・HOME’S掲載物件(豊島区目白・新宿区下落合周辺、2026年4月調査)をもとに編集部が整理
  • 駅距離・築年数別の価格傾向: 同調査データの傾向を編集部が分析
  • 周辺エリアの家賃目安: SUUMO掲載物件(2026年4月調査)をもとに編集部が整理
  • 初期費用の項目・金額帯: 宅地建物取引業法に定める費用項目をもとに編集部が整理
  • 月々の生活費: 編集部調査(2026年4月時点)による目安
  • 物件探しの時期・動向: 不動産業界の一般的な繁忙期・閑散期の特性および学習院大学入学案内の合格発表日程をもとに編集部が整理
  • 掲載家賃は参考値です。実際の家賃は物件の条件・空き状況・時期によって異なります

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