入学式が終わって、高田馬場の1Kに荷物を運び込んで、さあ大学生活が始まる——と思ったものの、最初の1週間は何をすればいいかわからないまま過ぎていきます。履修登録、サークルの新歓、初めての自炊。全部が一度に押し寄せてくるのが4月です。

ここでは入学から前期試験が終わる7月末まで、早稲田大学の新入生が高田馬場周辺でどんな4ヶ月を過ごすことになるかを追いかけます。

この記事でわかること

  • 4月: 履修登録・新歓・生活の立ち上げ
  • 5月: 大学のリズムが掴めてくる時期
  • 6月: バイトを始める人が増える。梅雨の高田馬場
  • 7月: 前期試験。カフェと図書館の席取り合戦

4月 — すべてが同時に動き出す

最初の1週間: 履修登録

入学式の翌日からガイダンスが始まり、MyWasedaで科目登録をする。語学と必修は自動登録されるが、それ以外は自分で組む必要がある。

最初は「自分で時間割を作る」という行為自体に慣れません。先輩のアドバイスやSNSの情報を見ながら、1限を入れるか入れないかで悩む——これは早稲田生なら全員が通る道です。

1限を入れると月曜の朝8時半に高田馬場駅を出て、早稲田通りを歩くことになる。冬のコートを脱いだばかりの4月の朝、同じ方向に歩く学生の流れに乗って約20分(早稲田大学公式アクセス)。この通学路は数ヶ月後には目を閉じても歩けるようになります。

新歓シーズン(4月いっぱい)

早稲田大学には約500のサークル・同好会がある。4月中旬までがピークで、キャンパスのあちこちでビラ配りと声かけが飛び交います。

新歓コンパの会場は、たいていさかえ通り周辺の居酒屋。チェーン系の格安居酒屋が密集していて、飲み放題コース3,000円前後。初めてのサークル飲みで「高田馬場って、夜はこういう街なんだ」と気づく瞬間がある。

入るサークルを決めるのは焦らなくていい。5月に入ってから見学に行っても遅くはありません。ただ、4月に一度も新歓に行かないと、5月以降に「入りづらい」と感じる可能性はある。

一人暮らしの立ち上げ

部屋にはベッドと机と冷蔵庫。それ以外は後から買い足す——初めての一人暮らしは案外モノが少ない状態からスタートします。

足りないものはダイソー高田馬場店で大体揃う。調味料・食器・掃除用具をここで一通り買い込むのが高田馬場の新入生の定番。ドラッグストアはマツモトキヨシ高田馬場二丁目店・4丁目店、スギ薬局高田馬場店、ウェルパーク調剤薬局高田馬場駅前店などが駅前に並んでいるので、日用品で困ることはありません。

自炊を始めるなら、まいばすけっと高田馬場駅北店(7:00-24:00)かマルエツプチ高田馬場店(24時間営業)が生活圏に入る。4月の段階では「カレーとパスタをローテーションする」レベルで十分です。

5月 — 街との距離が縮まる

生活リズムが固まる

ゴールデンウィークが明けると、1週間の過ごし方がパターン化してきます。何限に授業があって、空きコマにどこで過ごすか。帰りにどのスーパーに寄るか。この「自分の動線」ができるのが5月。

空きコマの過ごし方も定まってくる。中央図書館でレポートを書く日、西早稲田のStudyWork Cafe24(15分65円・24時間営業・西早稲田駅徒歩2分)で課題をやる日。行き先の引き出しが増えることで、キャンパスの外にも「自分の居場所」ができ始めます。

食事のパターンが見えてくる

4月は外食ばかりだった人も、5月には「自炊する日」と「外食する日」のバランスが見えてくる。

昼は大学周辺で食べることが多くなります。キッチンオトボケ(早稲田通り沿い・1973年創業)のチキンカツ定食、餃子の安亭の焼餃子定食(12個・ライス・スープ・小鉢付き)。この界隈の定食屋を2〜3店知っている段階で、昼食を回す感覚が掴める。

夜はスーパーで買い物して自炊するか、とんかついちよしのロースかつ定食あたりで済ませるか。5月になると「今日の気分と残り予算で決める」という判断が自然にできるようになります(各店の最新メニュー・価格は店頭またはGoogleマップで確認)。

高田馬場の居心地に気づく

入学直後は「知らない街」だった高田馬場が、5月には「自分の街」に変わり始める。

コンビニの店員と顔なじみになる。通学路で毎朝すれ違う人がいることに気づく。神田川沿いの遊歩道が散歩にちょうどいいことを知る。こういう小さな積み重ねが「この街に住んでいる」実感になっていきます。

6月 — バイトと梅雨の季節

バイトを始めるタイミング

6月は多くの新入生がバイトを探し始める月。授業スケジュールが確定して、「週に何回・何時間なら入れるか」が見えてきたからです。

高田馬場はバイトの選択肢が多い街。さかえ通り沿いの居酒屋、早稲田通りの飲食店、駅前のチェーン系。通学路の動線上にあるバイト先を選ぶと、移動時間のロスが小さくなります。

塾講師・家庭教師を選ぶ学生もいる。時給1,500〜2,500円と高いが、曜日固定で授業準備も必要。どちらが自分に合うかは、6月に実際にやってみて判断する人がほとんどです。

梅雨の高田馬場

6月中旬から梅雨に入ると、早稲田通りの20分の通学路が少し億劫になる。雨の日にスニーカーが浸水する経験を1〜2回して、「折りたたみ傘を常に持ち歩く」という習慣ができます。

雨の日の空きコマは、カフェ・ド・クリエやNEW YORKER’S Cafe(駅徒歩2分・WiFi完備)で過ごす学生が増える。図書館の自習席も混み始めるのがこの時期。

マルエツプチ(24時間営業)は雨の夜に助かる。濡れながらスーパーまで行って、お惣菜と明日の朝ごはんを買う——一人暮らしの地味なリアルですが、これが日常になっていきます。

7月 — 前期試験と最初の区切り

試験2週間前からの過ごし方

7月中旬に前期試験が始まる。初めての大学の試験は、高校までとは勝手が違います。

「試験範囲がわからない」「ノートの取り方がそもそも合っているかわからない」——こういう不安は、サークルやクラスの先輩に聞くのが最短ルートです。過去問が出回る授業もある。

試験2週間前になると、中央図書館は朝から席が埋まります。開館前に並ぶ学生もいるほど。この時期は高田馬場駅前のカフェに流れる人が増えて、10°CAFE(駅徒歩3分・カフェ+コワーキングスペース併設)やStudyWork Cafe24が勉強拠点になる。

バイトは試験前2週間はシフトを減らすか休む、というのが一般的。6月からバイトを始めた人も、最初の「シフト調整」を経験するのがこの時期です。

試験が終わったら

7月末に試験が終わると、最初の長い休みが始まる。約2ヶ月の夏休み。

サークルの合宿に行く人、実家に帰省する人、夏限定のバイトを詰め込む人。過ごし方は人それぞれですが、「4月に引っ越してきた部屋に帰ってくると、もうすっかり自分の場所になっている」——この感覚が3ヶ月の成果です。

高田馬場は夏休み中も変わらず街として動いている。学生が減る分だけ飲食店が少し空いて、普段は行列のラーメン屋に並ばずに入れたりする。8月の高田馬場を知っているのは、この街に住んでいる人だけの経験です。


参照元・注記

  • 早稲田大学の履修登録・学事日程: 早稲田大学公式サイト(2025〜2026年度)をもとに編集部が確認
  • サークル数: 早稲田大学学生部の公表情報(2025年度)をもとに編集部が確認
  • 飲食店の価格帯・営業情報: Googleマップ・食べログの掲載情報(2026年4月閲覧)をもとに編集部が整理
  • スーパーの営業時間: 各店舗の公式サイト・Googleマップ掲載情報(2026年4月時点)
  • 価格・営業時間は変動することがあります。訪問前に最新情報を確認してください

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