「四ツ谷って都心だけど治安は大丈夫?」——上智大学に合格した新入生や保護者からよく出る質問です。新宿区・千代田区にまたがる都心の駅で、官庁街もあれば飲み屋街もある。イメージが掴みにくいのは当然です。
結論から言うと、四ツ谷の治安は都内でもかなり良い部類に入ります。ただし「駅前」「荒木町」「麹町」「左門町」でそれぞれ雰囲気が違うので、どこに住むかで体感も変わります。この記事ではエリアごとの実態を書きます。
この記事でわかること
- 四ツ谷駅前の夜の雰囲気
- 荒木町(飲み屋街)の位置関係
- 麹町・番町方面の官庁街の静けさ
- 左門町・須賀町の住宅地
- 犯罪統計で見る実データ
四ツ谷駅前: 都心駅だが学生街ではない
四ツ谷駅はJR中央線快速・丸ノ内線・南北線が交わるターミナル駅ですが、駅前はいわゆる「学生街」の賑わいはありません。
赤坂口を出ると上智大学の正門がすぐ見え、外濠公園の緑が広がっています。四ツ谷口側にはアトレ四谷(駅ビル)があり、飲食店とカフェが入っている。21時を過ぎるとサラリーマンの帰宅客が中心で、22時以降の人通りはぐっと減ります。
駅前にキャッチや客引きはいません。繁華街のネオンや深夜まで騒がしい飲み屋街も駅前にはなく、夜の駅前で不安を感じる場面は少ない街です。
荒木町: 路地裏の飲み屋街だが危険ではない
四ツ谷で「飲み屋街」と呼ばれるのは、駅から徒歩7分ほどの荒木町エリア。車力門通りを中心に、昭和の空気を残す小さな居酒屋やバーが路地裏に密集しています。
ただ、荒木町は歌舞伎町や新宿三丁目のような歓楽街とは性格がまったく違う。客層は40〜60代の大人が中心で、静かに飲む店が多い。路地は細くて夜は暗めですが、客引きはなく、酔って絡んでくる人もほぼ見かけません。
住まいを荒木町の真ん中に取ると「路地裏暮らし」の風情はあるものの、夜の静けさは期待しない方がいい。車力門通りから1〜2本入った住宅地なら、飲み屋街の喧騒はほぼ聞こえません。
麹町・番町方面: 官庁街の静けさ
駅から南東に歩くと、千代田区側の麹町・番町エリアに入ります。ここは外務省・最高裁判所・内閣府などに近い官庁街で、オフィスビルとマンションが混在する地区です。
昼間はスーツ姿の人が多く行き交うものの、夜になるとオフィスが閉まり、住宅街の静けさが戻ってくる。街灯の整備状態もよく、23時に一人で歩いても不安を感じにくいエリアです。
家賃は千代田区側が四ツ谷エリア内で最も高い水準ですが、「静かな都心で暮らしたい」という学生には合う環境。大使館が点在していることもあり、夜間もパトロールや警備員の目があるのが特徴です。
左門町・須賀町方面: 寺町の落ち着き
駅から北西方向、新宿区側の左門町・須賀町エリアは寺院が点在する住宅地。四谷三丁目駅との中間に位置していて、派手さはないけれど生活感のある街並みです。
鮫河橋坂・戒行寺坂といった坂道に古い寺院と低層マンションが混ざって建っており、夜は住宅街の静けさ。JRの線路と新宿通りに挟まれたエリアのため、人通りは少なめですが、街灯と住宅の明かりで真っ暗になる通りはほとんどありません。
家賃は麹町側より少し抑えめ。「キャンパス徒歩圏でなるべく静かに」という希望と予算を両立させたい人が落ち着く先のエリアです。
犯罪統計で見る四ツ谷の治安
四ツ谷エリアは新宿区と千代田区にまたがるため、両区の犯罪統計を見る必要があります。
新宿区の刑法犯認知件数は23区内でも上位ですが、内訳の大半は歌舞伎町1〜2丁目・新宿3丁目の繁華街に集中しています。四谷1〜4丁目の合計認知件数は年間およそ200〜250件程度で、新宿区内では下位に位置するエリアです。
千代田区側の麹町・番町・九段エリアはさらに件数が少なく、町丁別で見ると年間100件を下回る丁目もあります。凶悪犯(強盗・殺人など)の発生は四ツ谷エリア全体で年間数件程度にとどまり、発生している犯罪の多くは自転車盗・置き引き・万引きといった非侵入窃盗です。
官庁・大使館・大学が集中する地区という性格上、夜間の警備・巡回が手厚いのも四ツ谷の特徴。新宿区側でも、四ツ谷は「新宿区の中で治安の良いエリア」と位置づけられます。
夜道の体感
荒木町の路地裏は23時を過ぎても小さな店の明かりが漏れていて、酔客の声も聞こえる。ただし車力門通りから住宅地に1本入れば一気に静かになります。
麹町・番町方面は22時以降は人通りが減るものの、警察署・官庁の警備や大使館の警備員が周辺にいるため、夜でも「誰も見ていない道」にはなりません。左門町方面は街灯の間隔が短く、寺院の参道や坂道にも灯りが保たれています。
「新宿区」と聞いて身構える必要はありません。四ツ谷は都心の中でも落ち着いた文教地区です。
物件を選ぶときの判断軸
荒木町エリアは避けるか通りを1本外す
飲み屋街の真ん中に物件を取ると、金曜・土曜の夜は多少騒がしい。ただし車力門通りから1〜2本離れれば静かになるので、「荒木町周辺は全部NG」ではなく「大通りから外す」のが現実的な基準です。
キャンパスまで徒歩10分圏が相場
上智大学の四谷キャンパスは四ツ谷駅から徒歩3分。駅から徒歩10分圏に住めば、キャンパスまで13〜15分でアクセスできる。ただしこの範囲は HOME’S 駅徒歩10分以内平均で1R 12万円台・1K 13万円台と都心レンジ。具体的な水準はSUUMO・HOME’S等の最新掲載物件で確認してください。予算と立地のバランスで決めることになります。
オートロック・モニター付きインターホン
四ツ谷は築古物件も一定数あります。女性の一人暮らしならオートロック付きを条件に入れると安心感が増す。築古でもリフォーム済みでセキュリティ設備が更新されている物件はあるので、築年数だけで弾かないのがポイントです。
まとめ: 都心だが落ち着いた文教地区
四ツ谷の治安は、都内でもかなり良い部類に入ります。
官庁・大使館・大学が集まる街という性格上、夜間の警備や人の目が行き届いていて、駅前に騒がしい繁華街もない。荒木町の飲み屋街だけは夜の雰囲気が違いますが、それ以外のエリアは一人暮らしに十分向いた落ち着いた環境です。
保護者と内見に来る場合は、昼だけでなく夜の帰宅ルートも歩いてみてください。四ツ谷駅から物件までの道のりを実際に歩くと、「新宿区」「千代田区」というラベルで構える必要がない街だとわかるはずです。
四ツ谷の休日の過ごし方を見る → 上智大学の一人暮らしエリアを比較する →
数値の参照元
- 犯罪統計: 警視庁「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」(新宿区・千代田区、2024年データ、2026年4月閲覧)をもとに編集部が整理
- 街の雰囲気・夜間の状況: 編集部による夜間を含む現地確認(2026年4月)
- 家賃目安: SUUMO・HOME’S掲載物件(四ツ谷駅徒歩10分圏、2026年3月調査)をもとに編集部が整理
- 物件セキュリティ設備の傾向: 編集部による不動産情報・現地調査(2026年4月)
- 掲載数値は参考値です。実際の治安状況は時期や場所によって異なります
- 価格・営業時間は変動することがあります。訪問前に最新情報を確認してください
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