平日は茗荷谷駅を出て1分で中央大学茗荷谷キャンパスに入り、授業のあとは小石川図書館(茗荷谷駅徒歩6分)で課題をやり、夜はまいばすけっとで食材を買って帰る。茗荷谷での平日はこのリズムの繰り返しです。

土曜と日曜は、平日には通り過ぎるだけだった街の別の顔が見えてきます。小石川植物園の緑の中を歩く時間、教育の森公園の芝生で本を読む時間、丸ノ内線1本で池袋や新宿に出る時間。文京区の高台にある閑静な住宅街で過ごす週末は、都心の便利さと静けさの両方を同時に手に入れる感覚があります。

この記事でわかること

  • 土曜の朝: 住宅街の静けさとカフェ時間
  • 小石川植物園を歩く: 学割を使う贅沢
  • 教育の森公園と占春園の散歩コース
  • 丸ノ内線で都心へ: 池袋・新宿・銀座
  • 後楽園・東京ドームシティ: 隣駅の非日常
  • 一人の日曜: 神楽坂・江戸川橋と自炊

土曜の朝、住宅街の静けさ

茗荷谷は平日も休日もそこまで街の空気が変わりません。もともとオフィス街ではなく、文京区の文教地区の住宅街。土曜の朝は平日以上に人通りが少なく、窓を開けると鳥の声が聞こえるくらい静かです。

10時ごろに起きて、コーヒーを淹れてから動き出す。中央大学茗荷谷キャンパス内のスターバックス コーヒー 茗荷谷店(大塚1-4-1・茗荷谷駅徒歩4分・7:00〜22:00)は学生証なしでも利用でき、モーニングを食べに歩いて行けます。窓側の席を確保できれば、ノートを広げて午前中を過ごす場所としてちょうどいい。

急ぎの課題がなければ、午前中は部屋でダラダラしてもいい。昼前に動き出すくらいがちょうどいいのが茗荷谷での土曜の始まり方です。

小石川植物園を歩く休日

茗荷谷に住んでいる学生の特権と言えるのが、小石川植物園まで徒歩15分という立地です。正式名称は東京大学大学院理学系研究科附属植物園で、日本で最も古い植物園のひとつ。入園料は大人500円(公式・個人料金)。大学生300円は20名以上かつ教員引率の諸学校団体条件のため、個人で訪れる場合は大人料金になります。

園内は16万平方メートル以上あって、本気で回ると2時間は使う広さ。桜の季節(3月下旬〜4月上旬)は園内のソメイヨシノが咲き、初夏はツツジとカキツバタ、秋は紅葉。季節ごとに違う表情を見せてくれるので、住んでいると年に何回も通いたくなります。

休日にふらっと散歩に行って、芝生で本を1冊読んで帰る——茗荷谷での週末の定番コースです。都心にいながら植物園の中で半日過ごせる環境は、他のエリアではなかなか得られない贅沢です。

秋の紅葉シーズンは特別

11月下旬〜12月上旬の紅葉シーズンは、園内のイロハモミジとイチョウが一気に色づきます。普段は静かな植物園もこの時期は訪問客が増えますが、平日の昼間や休日の朝一番なら混雑を避けられる。空きコマや休日の午前中に気軽に立ち寄れるのが住んでいる人の特権です。

散歩に出る日: 茗荷谷の緑を歩く

課題もない、植物園まで行くほどの気力もない。そんな土曜の午後は、茗荷谷駅周辺の公園を散歩してみる。このエリアには歩いて回れる距離に緑地がいくつも残っています。

教育の森公園

茗荷谷駅から徒歩3分、筑波大学附属中学校の横にある区立公園。芝生広場とランニングコースが整備されていて、休日の朝はランナーや犬の散歩の人が多い。広い芝生でレジャーシートを敷いて本を読んでいる学生も見かけます。

占春園

教育の森公園の隣に隣接する庭園。江戸時代の大名屋敷の庭園跡で、今は筑波大附属小学校の自然観察園として整備されています。池を中心に小さな起伏のある地形で、静かに散歩するのに向いている。観光地ではないので、ほとんど地元の人しか来ない穴場です。

播磨坂

茗荷谷駅から徒歩5分の桜の名所。春日通りから不忍通りに向けて伸びる坂道で、両側にソメイヨシノを中心に約120本(文京区公式)の桜が並びます。3月下旬〜4月上旬の桜の時期は「文京さくらまつり」が開催され、普段は静かな坂道がこの1週間だけ花見客で賑わう。住んでいれば歩いて行ける距離で毎年この景色が見られます。

教育の森公園→占春園→播磨坂のルートで歩いて1時間弱。普段は大学との往復で見慣れた茗荷谷の街並みが、少し違って見えてくる散歩コースです。

丸ノ内線で都心に出る

茗荷谷の立地的アドバンテージは、丸ノ内線1本で池袋・新宿・銀座・東京駅まで出られることです。どの方向にも出やすい。

池袋方面

茗荷谷から池袋まで丸ノ内線で5分(新大塚経由・後楽園方面とは反対の方向)。映画を観たい、ユニクロやビックカメラで買い物したい、友達と居酒屋で飲みたい——池袋でだいたいのことは済みます。帰りも丸ノ内線1本で帰ってこられるので、終電を気にせず遊べる。

新宿方面

丸ノ内線で新宿三丁目まで約10分。新宿で映画を観るとか、伊勢丹やルミネで買い物するとか、紀伊國屋書店で本を漁るとか。新宿も池袋も乗換なしで行けるので、気分によって使い分けられます。

銀座・東京駅方面

丸ノ内線で銀座まで約15分、東京駅まで約10分。丸ノ内の映画館(TOHOシネマズ日本橋)や、丸の内のミッドタウン、日本橋のデパート地下——この方面はちょっと背伸びしたい日に向かう。インターンの面接で東京駅近くに行く日も、丸ノ内線1本で行ける。

「どこに行くにも丸ノ内線1本」は茗荷谷に住んでいる学生の共通認識です。

後楽園・東京ドームシティに歩いて行く

茗荷谷から後楽園までは丸ノ内線で1駅(約2分)、歩いても20分ほど。東京ドームシティは住んでいる側からすると「家から歩いて行ける非日常」です。

プロ野球やライブのある日は、歩いてドームに向かう。東京ドームシティアトラクションズで遊ぶ日もあれば、ラクーアの温泉(スパラクーア)に友達と行く日もある。急に「温泉行こう」となったときに電車代をかけずに行ける距離に温泉施設があるのは、住んでいる人の特権です。

後楽園駅前のららぽーと系のショッピングモールとは違うローカルな雰囲気も、茗荷谷から徒歩圏にあります。小石川後楽園(江戸時代の大名庭園)も後楽園駅近くで、こちらは休日の散歩コースの延長として訪れやすい。

一人の日曜日

買い物と洗濯

日曜の午前中にやること。洗濯を回して干しながら、スーパーに買い出しに行く。

茗荷谷駅近くはまいばすけっと茗荷谷駅北店(小石川5-4-4・徒歩約2分・7:00〜23:00)が最寄りで、駅徒歩1分のマルエツ プチ 茗荷谷店(小日向4-6-15 茗荷谷駅MFビル・24時間営業)もある。どちらも駅前で気軽に立ち寄れる。1週間分の食材をまとめ買いするなら、池袋方面に足を伸ばして西友や東武百貨店の食品売場で揃える選択もあります。日曜の朝に30分かけて買い出しをしておくと、平日の食事が格段に楽になります。

神楽坂・江戸川橋方面の散歩

日曜の午後に「ちょっと歩きたい」気分のときは、江戸川橋方面に降りていって神楽坂まで歩くルートが定番です。茗荷谷から江戸川橋まで徒歩15分、そこから神楽坂までさらに10分。

神楽坂は石畳の路地とフランス料理店・和食店・カフェが並ぶエリアで、茗荷谷の住宅街とは違う「大人の街」の雰囲気。かもめブックスで本を眺めるだけでも半日使える。坂の途中で赤城神社にお参りして、カフェで休憩して、帰りは江戸川橋から有楽町線で帰ってくる(茗荷谷までは護国寺方面で乗り換えるか、地下鉄を使わずに歩いて戻るルートもあります)——日曜のちょうどいい散歩コースです。

自炊する日曜

このエリアは夜の外食選択肢が池袋や新宿ほど多くありません。駅前のサイゼリヤや松屋、餃子の王将は日曜も営業していますが、「せっかくだから自炊するか」となる日曜が多い。

鍋かパスタか、余裕があれば煮込み料理。1Kのキッチンは広くないけれど、鍋とフライパンがあれば大抵のものは作れます。翌日の弁当用に多めに作っておく人もいる。

日曜の夜、月曜に備える

シャワーを浴びて、明日の時間割を確認して、教科書をカバンに入れる。23時ごろに電気を消す。

茗荷谷の日曜の夜は本当に静かです。住宅街の夜は車の通りもほとんどなく、窓の外から聞こえるのは風の音くらい。

月曜の朝、また茗荷谷駅を出て1分で中央大学茗荷谷キャンパスに入る。通学路の途中で教育の森公園の木々が見える。平日は気にも留めないけれど、土曜に散歩したあとだと少し目が行きます。

茗荷谷の休日は、高田馬場のような「学生街の賑わい」とは違う種類の過ごし方になります。植物園で本を読む、丸ノ内線1本で都心に出る、神楽坂まで歩いて行く。文京区の文教地区に住んでいるからこそできる、静かだけれど選択肢の多い週末です。


数値の参照元

  • 小石川植物園の入園料・学割情報: 東京大学大学院理学系研究科附属植物園公式サイト(2026年4月閲覧)
  • 教育の森公園・占春園: 文京区公式観光情報・文京区公園情報(2026年4月閲覧)
  • 播磨坂・文京さくらまつり: 文京区公式観光情報(2026年4月閲覧)
  • 飲食店・カフェの営業情報: Googleマップ掲載情報(2026年4月調査)をもとに編集部が整理
  • スーパーの営業時間: 各店舗の公式サイト・Googleマップ掲載情報(2026年4月時点)
  • 交通アクセス: 東京メトロ丸ノ内線の路線情報(2026年4月時点)
  • 現地の雰囲気・散歩ルート: 編集部による現地調査(2026年4月)
  • 価格・営業時間は変動することがあります。訪問前に最新情報を確認してください

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