御茶ノ水、神保町、神田——明治大学駿河台キャンパスの周辺には複数の地名が入り組んでいます。地方から出てきた新入生が最初に戸惑うのは、このエリアの位置関係かもしれません。

ここでは御茶ノ水・神保町エリアに住む明治大学生の1日を、朝から夜まで追いかけます。

この記事でわかること

  • 平日の朝: 駿河台キャンパスへの通学ルート
  • 昼: カレーの聖地・神保町でのランチ事情
  • 空きコマ: 古書店街と穴場カフェ
  • 夜: 買い物と食事の選択肢
  • 休日: 御茶ノ水から足を伸ばせる範囲

朝: 坂を上って駿河台キャンパスへ

御茶ノ水駅を出ると、明治大学のリバティタワーが目に入ります。駅からキャンパスまでは徒歩3〜5分。坂を下っていく道なので、行きは楽です(帰りは上り坂になる)。

神保町駅から通う場合は、靖国通りを北に向かって駿河台下の交差点を右折。徒歩5〜7分。こちらは平坦なルート。

朝食を食べそびれた日は、御茶ノ水駅周辺のコンビニ(セブンイレブン、ファミマが駅前にある)で買うか、キャンパス内の売店で済ませることになります。

明治大学の1-2年生は和泉キャンパス(京王線・明大前駅)に通う学部が多い。駿河台キャンパスが中心になるのは3年次以降です。ただし、御茶ノ水・神保町エリアの雰囲気は1-2年生のうちに知っておくと、3年次からの生活がスムーズに始められます。

昼: 神保町のカレーという文化

明治大学生の昼食は、キャンパス内の食堂か、坂を下って神保町方面に出るかの二択。

神保町はカレーの聖地と呼ばれるエリアで、歩けばカレー屋に当たります。ここに住む(通う)学生は、半年もすれば自分のカレーの好みが固まってきます。

エチオピアはスパイスが効いたシャバシャバ系のインドカレー。辛さを0〜70倍まで選べるので、辛いもの好きはどこまで耐えられるか試してみてください。日曜も営業しているのが地味にありがたい。

ライスカレーまんてんは昭和の雰囲気がそのまま残る店。カツカレーが看板メニューで大盛り無料。学生財布で腹いっぱいになれて、学生とサラリーマンが相席で食べている風景が日常です(各店の最新価格は店頭またはGoogleマップで確認)。

仙臺の牛タンカレーは長時間煮込んだ牛タンがごろごろ入った一品。神田カレーグランプリで何度も上位に入る人気店です。最新メニュー・価格は公式情報で確認してください。

キッチン南海は1966年創業の洋食屋。カツカレーが有名で、2025年にはTabelog百名店に選ばれています。神保町の元本店は2020年に閉店し、現在はのれん分けの独立店が同じ神保町エリアで営業を続けています。

カレー以外にも、中華・定食・蕎麦・天ぷらと選択肢は広いエリアです。

空きコマ: 古書店街を歩く

御茶ノ水・神保町で過ごす空きコマは、他のエリアにはない独特の体験があります。

靖国通りの南側に広がる古書店街は、約180店の古書店が並ぶ世界最大級の古本の街。明治10年(1877年)ごろ、近くの法律学校の学生向けに書店ができたのが始まりとされています。

専攻分野の専門書が新品の半額以下で手に入ることもある。授業で使う参考書を探しに行くと、気づいたら1時間経っていた——という体験は神保町あるある。

読書よりも楽器に興味がある人は、御茶ノ水駅の南側に広がる楽器店街へ。ギター・ベース・キーボード・管楽器が所狭しと並んでいて、弾けなくても見ているだけで楽しい。軽音サークルに入る予定がある人は、ここで中古の楽器を探すのも手です。

勉強するなら

スターバックス御茶ノ水ソラシティ店は駅から徒歩2分。中央テーブル席にコンセントが16席分あり、長時間の作業に向いています。ただし昼休み(11:30〜13:00)は混む。

上島珈琲店 御茶ノ水ワテラス店はワテラスアネックス1階。平日7:30〜22:00、土日祝8:00〜22:00で夜遅くまで使える(公式)。WiFiと電源があり、落ち着いた雰囲気で長居しやすい。御茶ノ水駅から徒歩3分。

神保町ブックセンターにはラウンジスペースがあり、学割で1日1,100円。集中して課題をやりたい日に。

レトロ喫茶という選択肢

神保町にはチェーン系カフェとは違う「喫茶店」の文化が残っています。

さぼうるは昭和の内装がそのまま残る喫茶店。いちごジュースが名物。課題をやるというよりは、本を読みながらぼーっとする場所。

ミロンガ・ヌオーバはタンゴが流れる喫茶店。暗めの照明と革張りの椅子。ここでコーヒーを飲んでいると、自分が学生であることを忘れそうになる。

夜: オフィス街の買い物事情

御茶ノ水・神保町エリアの弱点があるとすれば、スーパーの選択肢です。

成城石井 御茶ノ水ソラシティ店(月-土 7:30-23:00/日 9:00-21:00、公式)は品揃えが良いですが、学生の日常使いには少し割高。惣菜やパンは充実しているので、自炊しない日の夕飯としては使える(日曜は21時閉店なので帰宅が遅い日は注意)。

日常の食材買い出しには、まいばすけっと神田神保町やマルエツプチ神田神保町二丁目店が手頃。高田馬場のマルエツプチのように24時間営業ではないため、遅い時間の買い物には注意が必要です。

この点が気になる人は、少し足を伸ばして水道橋・飯田橋方面に住んで、大きめのスーパーの近くに物件を選ぶのも一つの手。

夕飯は自炊か、神保町周辺の飲食店か。夜もカレーを食べる学生はいますが、中華や定食屋も20〜21時ごろまでは営業しています。ただし、このエリアはオフィス街の側面があるため、深夜まで開いている飲食店は高田馬場より少ない。

休日: 御茶ノ水から広がる世界

土曜の朝、部屋でゆっくり起きたあと。

神保町で過ごす

古書店街を歩いて、気になった本を買って、喫茶店で読む。これだけで午後が終わる。秋の「神保町古本まつり」(10月下旬〜11月上旬)は靖国通り沿いにワゴンセールが出て、普段の3倍くらい人が来る。11月には「神田カレーグランプリ」もあり、この時期の神保町は1年で一番活気がある。

皇居方面に歩く

御茶ノ水から皇居までは歩いて10〜15分。皇居ランはランニングサークルの定番コースで、1周約5km。走らなくても、皇居の東御苑(無料)を散歩するだけで休日が成立する。

秋葉原方面

御茶ノ水駅からJR総武線で1駅(徒歩でも15分ほど)。家電を買うにも、趣味のものを探すにも便利。

水道橋・東京ドーム方面

東京ドームまでは御茶ノ水から徒歩15分ほど。ライブや野球観戦に行く日は、家から歩いて行ける距離。

この街に住むということ

御茶ノ水・神保町は「大人の学生街」です。

高田馬場のような居酒屋の喧騒はなく、文教地区の落ち着いた空気がある。カレー屋、古書店、レトロ喫茶、楽器店——この街にしかない文化が日常のすぐ隣にあるのが最大の魅力です。

一方で、家賃は都心に近い分だけ高い。1Rで9万円前後、1Kで9.5万円前後が相場。スーパーの選択肢は限られるため、自炊中心の生活を送りたい人は買い物動線を事前に確認しておくと安心です。

静かな環境で勉強に集中したい人、本や音楽が好きな人、都心のアクセスの良さを重視する人に向いている街です。


参照元・注記

  • 飲食店の価格帯・営業情報: Googleマップ・食べログ・Rettyの掲載情報(2026年4月閲覧)をもとに編集部が整理
  • スーパーの営業時間: 各店舗の公式サイト・Googleマップ掲載情報(2026年4月時点)
  • 古書店街の歴史: 千代田区観光情報公式サイト Visit Chiyoda(2026年4月閲覧)
  • 楽器店街の情報: 千代田区観光情報公式サイト Visit Chiyoda(2026年4月閲覧)
  • 家賃相場: SUUMO掲載物件(2026年3月調査)をもとに編集部が整理
  • 交通アクセス: 各鉄道会社の路線情報(2026年4月時点)
  • 価格・営業時間は変動することがあります。訪問前に最新情報を確認してください

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