明大前駅の改札を出ると、目の前にフレンテ明大前と京王ストアエクスプレスの入口が見え、左手にはすずらん通りの入口が口を開けています。京王線と井の頭線が交わるこの駅は、ホームを降りた瞬間から「学生街の駅」という空気が漂う。改札を抜けて30秒で商店街、5分で明治大学和泉キャンパス。新宿まで約7分、渋谷まで7分(明治大学公式アクセス)という立地にありながら、降り立つとまず目に入るのが明治大生の姿です。

ここでは、和泉キャンパス(明治大学の1〜2年生が通う教養課程キャンパス)に通う学生の「よくある平日」を朝から夜まで追いかけます。

この記事でわかること

  • 朝: 駅直結フレンテ明大前の京王ストアエクスプレスでの朝食調達と甲州街道の歩道橋
  • 午前: 和泉キャンパスでの授業と空きコマの過ごし方
  • 昼: 学食「和泉の杜」・駅前ラーメン街の選択肢
  • 午後: すずらん通りのカフェ・和泉図書館
  • 夜: バイト帰りの買い物、下北沢への寄り道

8:30 — 駅直結スーパーで朝を調達

1限がある日、部屋を出るのはだいたい8時半。明大前駅周辺の1Kに住んでいれば、キャンパスまでは徒歩5〜7分圏内です。朝食を部屋で作る余裕がない日は、フレンテ明大前1Fの京王ストアエクスプレス明大前店(10時開店)か、もう少し早い時間に開いている駅前のコンビニに寄る。少し歩く時間がある日は、まいばすけっと明大前店(世田谷区松原2-17-33新光ビル、駅徒歩4分、8:00〜深夜0:00)でおにぎり・パン・バナナ・ヨーグルトを買い込みキャンパスに向かう——これが明大前生の朝の定番です。

もっとしっかり食べたい日は、駅のすぐ北側にある松屋に入る。朝定食が400円台で食べられて、朝6時から営業しているので1限前でも余裕があります。すずらん通りには同じく早朝から開いているチェーン店が並んでいて、「朝は部屋で食べない派」が多いのも明大前の特徴です。

駅からキャンパスへの道は、甲州街道の歩道橋を渡るルートが基本。駅の北口を出て右手に進み、甲州街道の上を跨ぐ歩道橋を渡ると、正面に和泉キャンパスの正門が見えてきます。徒歩5分。この近さが和泉キャンパス周辺に住む最大の理由です。

ルート距離所要時間特徴
歩道橋経由(駅北口から)約400m徒歩5分明大前駅から最短。キャンパス正門に直結
甲州街道沿い徒歩約500m徒歩6〜7分歩道橋を使わない平坦ルート
下高井戸方面の自宅から自転車5〜8分家賃を抑えたい人の選択肢

10:30 — 空きコマの居場所

2限と3限のあいだの90分。明大前生がこの時間をどう潰すかには、いくつかの定番パターンがあります。

キャンパス内で過ごす

和泉図書館は2012年にリニューアルされた新しい建物で、明るく開放的な空間に閲覧席がずらっと並びます。自習席も多く、レポート前の学生がこもる場所。ラーニングスクエアはグループ学習向けのスペースで、ゼミの発表準備に使えます。

キャンパス内のメディア棟にはPC自習室があり、レポートの印刷や資料作成はここで。和泉ラーニングスクエアは天井が高く、午前の光が差し込むと作業のモチベーションが上がります。

すずらん通りのカフェに出る

天気のいい日はキャンパスを出てすずらん通りへ。駅前から南北に伸びる商店街には、チェーンカフェと個人経営のカフェが混在しています。

店名キャンパスからの距離電源Wi-Fi特徴
ドトールコーヒーショップ 明大前店(松原2-46-2)徒歩5分ありあり平日・土7:00〜21:30、日祝7:30〜21:30
スターバックス 明大前店徒歩5分ありあり駅近の路面店、電源席は早い者勝ち

ドトールは明大生の「空きコマ御用達」。価格の安さと席の多さで、いつ行っても数人の明大生がノートPCを開いている光景が見られます。スタバは電源席が埋まりやすいので、授業が終わった直後に駆け込むのが鉄則です(明大前駅前のチェーンカフェは閉店・入れ替わりが多いので、最新の店舗ラインナップは現地で確認するのが無難です)。

もう一歩踏み込んだ雰囲気が欲しい日は、すずらん通りの奥にある個人経営のカフェを開拓する明大生もいます。路地裏に入ると雑居ビルの2階にひっそり営業している店があり、そういう店を見つけるのも明大前の楽しみ方のひとつです。

12:10 — 昼ごはんの選択肢

3限が終わると昼休み。明大前の昼ごはんは「学食」か「駅前ラーメン街」の二択になりがちです。

学食「和泉の杜」

和泉キャンパスの中心にある学食「和泉の杜」は1〜3階構成のカフェテリアで、1階が定食・丼、2階が麺類、3階がカレー・ホットスナック・サラダバー(明治大学公式)。ハンバーグ定食やから揚げ丼が500〜600円台で、毎日の昼食として回しても飽きない構成。第二学生会館1Fの明大マート和泉店(売店・コンビニ・文具)で飲み物や軽食を買い足す学生も多く、「今日は時間がないから和泉の杜でいい」が基本形です。

キャンパス内には他にも学生食堂やカフェが点在していて、混雑する12時台を避けて13時過ぎに行くと比較的空いています。

駅前のラーメン街

学食に飽きた日は、駅前のすずらん通りへ。明大前駅周辺は都内でも屈指のラーメン激戦区で、徒歩3分圏内にラーメン店が10軒以上並びます。

すずらん通り沿いには家系・二郎系・つけ麺・油そばなど学生街らしいラーメン・ヌードル系の個人店が複数並びます(チェーン系の風風ラーメン・一蘭は明大前駅前には店舗がないので、最新の出店店舗はGoogleマップで確認)。「明大前に住んでいる間にラーメン食べ歩きを制覇する」という宣言をする1年生は毎年います。

ラーメン以外なら、すずらん通りには松屋・吉野家明大前店(松原1-38-4、4:00〜2:00)など牛丼チェーンがそろっている。500円あればがっつり食べられる学生街の底力がここにあります。

14:40 — 午後の授業、そしてサークル

4限を終えると15時半前後。この時間帯の過ごし方は、サークルに入っているかどうかで大きく分かれます。

明治大学のサークル活動は体育会・文化会あわせて数百団体。和泉キャンパス内の部室棟や体育館、周辺のスタジオ・グラウンドで活動する団体が多く、1〜2年生のあいだはサークル漬けになる明大生も珍しくありません。

サークルがない日は、キャンパスを出てすぐの和泉図書館でレポートの続きに取り組むか、すずらん通りのカフェに移動する。「何もない午後」の過ごし方として、明大前の学生街は安くて居心地のいい場所が多いのが強みです。

バイトが入っている日は、明大前駅から京王線または井の頭線に乗る。新宿まで京王線で約7分、渋谷まで井の頭線で7分(明治大学公式アクセス)。都心のど真ん中に10分以内で出られるので、バイト先の選択肢は広い。明大前駅の改札を通る明大生の多くは、夕方になるとそのまま新宿・渋谷方面のバイト先に向かっていきます。

18:00 — 帰り道の買い物

バイトや授業が終わって帰宅の途につく。明大前に住む学生の「帰り道の買い物」は、まいばすけっとと駅直結の京王ストアエクスプレスを使い分けるのが基本です。

まいばすけっと明大前店(世田谷区松原2-17-33新光ビル)は駅徒歩4分・8:00〜深夜0:00。日常の食材、冷凍食品、飲み物、日用品が一通りそろっていて、価格もスーパー水準。明大前駅周辺にはこれ以外に大型スーパーがないため、まいばすけっとの存在感は大きいです。

少し歩ける日は、まいばすけっと松原2丁目店(駅徒歩3分・7:00〜深夜0:00)も選択肢に入ります。こちらは規模が同程度で、深夜帯の補充に強い。フレンテ明大前1Fの京王ストアエクスプレス明大前店(10:00〜24:00)は駅直結で、改札を出てすぐ食材を拾えるのが最強動線です。

店名最寄り営業時間向いている使い方
京王ストアエクスプレス 明大前店フレンテ明大前1F・駅直結10:00〜24:00帰宅直前の駅構内補充
まいばすけっと 明大前店駅 徒歩4分8:00〜深夜0:00日常の補充買い
まいばすけっと 松原2丁目店駅 徒歩3分7:00〜深夜0:00朝食材・深夜補充
薬 マツモトキヨシ フレンテ明大前店フレンテ明大前2F10:00〜22:00日用品・シャンプー・薬

薬マツモトキヨシ フレンテ明大前店(フレンテ明大前2F、10:00〜22:00)は駅すぐで、シャンプーや洗剤、風邪薬まで一通りそろう。食料品はまいばすけっと・京王ストアエクスプレス、日用品はマツキヨ、という使い分けが明大前の基本形です。

19:30 — 夕飯と、井の頭線1駅の下北沢

帰宅して夕飯。自炊派は帰り道に買った食材を使い、外食派はすずらん通りに繰り出す。明大前の1Kは狭めの物件が多く、ミニキッチン(一口コンロ)が中心。凝った自炊は厳しいので、パスタや丼物、野菜炒め程度で済ませる学生が大半です。

外食派にとって明大前の強みは、駅前に遅くまで開いている店が多いこと。夜22時を過ぎても営業しているラーメン店や定食屋があり、バイト帰りに「今日は作る気力がない」と思った日でも選択肢に困りません。

そして明大前に住む最大の贅沢が、井の頭線1駅で下北沢に行けること。乗車時間は2分。学校終わりやバイト終わりに「今日は下北で飲もう」と友達と集まって、本多劇場周辺の居酒屋で解散、というルートは明大生の定番です。下北沢のヴィンテージショップやライブハウス、レコード店めぐりを平日の夜にふらっとできるのは、明大前ならではの立地の恩恵。

金曜の夜はサークルの打ち上げで下北沢に流れる、週末の昼は下北沢のカフェで課題をやる、そんな使い方ができるのが明大前と下北沢の2分という距離感です。

22:00 — 夜の明大前と、この街の顔

夜の明大前は、すずらん通りがまだ明るい。ラーメン店や居酒屋の看板が灯り、22時を過ぎても学生の姿が絶えません。終電近くまで街の灯りが消えないのは、学生街としての明大前の性格そのものです。

駅の南側(松原方面)に一歩入ると、住宅街が広がり静かになる。明大前は「駅前の賑わい」と「住宅街の静けさ」が極端に分かれる街で、物件を選ぶときに駅北側に住むか南側に住むかで生活の印象がかなり変わります。

玉川上水公園は駅から徒歩5分ほどのところに細長く伸びる遊歩道で、夜でも街灯があり、気分転換の散歩に使える場所。試験前に煮詰まった夜、玉川上水沿いを30分歩いて戻るとちょうどいいリフレッシュになります。

この街で暮らすということ

明大前は「学生街と交通利便性のバランス」が取れた稀有な街です。

キャンパスまで徒歩5分、新宿まで約7分、渋谷まで7分、下北沢まで2分。これだけの利便性を揃えた学生街は東京でも数えるほどしかありません。すずらん通りのラーメン街、フレンテ明大前の駅直結スーパー、甲州街道の歩道橋を渡る通学路——1〜2年生の2年間を過ごす拠点として、明大前は「大学生らしい日常」をそのまま手に入れられる街です。

一方で、1Kの家賃相場は6.5〜9.5万円で、都心近郊の学生街としてはそれなりの水準。大型スーパーがなく、まいばすけっと・京王ストアエクスプレスで日々補充するスタイルになる点は把握しておきたいところ。3年以降に駿河台キャンパスに通うことになると通学時間が20分以上伸びるので、「2年間だけ明大前、3年から引越す」という選択をする明大生も一定数います。

それでも和泉キャンパスに徒歩5分で通える2年間は、他では代えがたい体験です。1限前に駅直結の京王ストアエクスプレスやまいばすで朝食を買い、昼は和泉の杜か駅前ラーメン、夕方は下北沢に寄ってから帰る。この生活のリズムが気に入るかどうかが、明大前に住むかどうかの判断軸になります。

家賃の詳細は「明大前の家賃相場」、住みやすさの総合評価は「明大前の住みやすさ」もあわせて読んでみてください。


参照元・注記

  • 通学所要時間: 明治大学 和泉キャンパス案内(2026年4月閲覧)および編集部による現地調査(2026年4月)
  • 学食の情報: 明治大学 和泉キャンパス案内(2026年4月閲覧)をもとに編集部が整理
  • 飲食店の価格帯・営業情報: Googleマップ掲載情報(2026年4月調査)をもとに編集部が整理
  • スーパー・ドラッグストアの営業時間: 各店舗のGoogleマップ掲載情報(2026年4月時点)
  • 路線所要時間: 京王線・京王井の頭線の標準所要時間(2026年4月閲覧)
  • 家賃相場: SUUMO掲載物件(2026年4月調査)をもとに編集部が整理
  • 価格・営業時間は変動することがあります。訪問前に最新情報を確認してください

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