早稲田大学の合格発表が終わったら、次にやることは部屋探し。「とりあえず合格してから考えよう」と思っていると、高田馬場・早稲田エリアの人気物件は先に埋まっていきます。

早稲田通り沿いに餃子の安亭やキッチンオトボケがあり、少し離れた西早稲田駅近くにはメーヤウもある。帰り道のまいばすけっと(高田馬場駅北店は24時まで)やマルエツプチ(24時間営業)で深夜の買い物もできる——この好条件の学生街に住むためには、タイミングが勝負です。

この記事では部屋探しのスケジュールだけでなく、転出届・電気ガス・インターネットといった引越し手続きの全体像もまとめています。手続きの抜け漏れで入居初日に困らないよう、チェックリストとして使ってください。

引越し準備のスケジュール(理想)

時期やること
合格発表直後(2月上旬〜)エリア・予算を決める
2月中旬〜末不動産会社に問い合わせ・内見
2月末〜3月上旬契約・インターネット回線の申し込み
3月上旬〜中旬転出届の提出・電気ガス水道の手続き
3月下旬〜4月上旬引越し本番
引越し後14日以内転入届の提出・各種住所変更

合格発表から内見まで、2〜3週間以内を目標に動き始めると選択肢が広い状態で探せます。3月に入ってから動き始める学生も多いですが、その頃にはすでに好条件の物件が埋まっていることが多い。

早稲田周辺で動くのが特に重要な理由

高田馬場・早稲田エリアは毎年2月〜3月に部屋探しが集中します。早稲田大学の学生数は約40,000人(全学部合計)で、県外出身者の割合も高い。2月上旬に動けば「選べる」状態ですが、3月中旬以降になると「残っているものから選ぶ」状態になります。

エリアによっては徒歩5分圏内の物件に3〜5件しか空きがない、という状況も起きます。希望条件(家賃・広さ・駅距離)を全て満たす物件は、早いタイミングほど見つかりやすい。

早稲田大学生活協同組合(早稲田キャンパス17号館1階)には住まい探しセンターがあり、新入生向けの部屋探しサポートを行っています。生協を通して提携不動産会社の物件を紹介してもらうと、仲介手数料が割引になるケースもあるため、内見前に一度チェックしておくのをおすすめします。

部屋が決まったらやること

契約が完了したら、引越し日までにやるべき手続きが一気に動き出します。「部屋を決めたら終わり」ではなく、ここからが本番です。

賃貸契約の手続き

契約時に必要な書類は物件や管理会社によって異なりますが、一般的には以下のものを求められます。

  • 住民票(実家の市区町村役所で取得。マイナンバーカードがあればコンビニでも発行可能)
  • 連帯保証人の情報(氏名・住所・勤務先・年収)。親に頼む場合は早めに連絡して確認しておく
  • 収入証明(親の源泉徴収票など。保証会社を利用する場合は必要になることが多い)
  • 印鑑(認印で可。実印が必要になるケースは少ない)
  • 学生証または合格通知書

保証会社を利用する場合、審査に3〜7日かかることがあります。合格発表直後は審査の混雑も予想されるので、契約に必要な書類は事前に揃えておくのが安全です。

引越し業者の手配

部屋が決まった段階で、引越し業者の見積もりを取ります。3月の繁忙期は予約が埋まるのが早く、3月上旬までに押さえておかないと希望日に業者が取れないこともあります。

大学生協を通じて引越しを申し込むと、提携業者(日通、アート引越センターなど)の基本料金から割引を受けられる場合があります。通常の見積もりと比較して安い方を選ぶ、という使い方ができます。

インターネット回線の申し込み

光回線は申し込みから開通まで2〜4週間かかることが多い。入居日に合わせてネットを使いたい場合、部屋が決まった時点で申し込んでおかないと間に合いません。

物件にインターネット完備(フレッツ光など)の表記がある場合はプロバイダ契約だけで済むこともありますが、回線工事が必要なケースもあります。管理会社に確認してから申し込む流れです。

引越し2週間前〜前日の手続き

転出届(旧住所の市区町村役所で提出)

引越しする前に、現在住んでいる市区町村の役所で転出届を出します。転出届は引越し日の14日前から提出可能。マイナンバーカードを持っている場合は、マイナポータルからオンラインで「転出届」を提出でき、窓口に行かなくて済みます。

転出届を出すと「転出証明書」が発行されます。これは新住所での転入届に必要なので、紛失しないよう保管してください。マイナンバーカードで転出した場合は、転出証明書の紙は発行されず、カード自体が証明になります。

郵便物の転送届

旧住所宛の郵便物が届かなくなるのを防ぐために、郵便局で転居届(転送届)を出します。届出から1年間、旧住所宛の郵便物を新住所に転送してくれます。

日本郵便の「e転居」を使えばスマートフォンから申請可能。本人確認書類の撮影が必要ですが、郵便局の窓口に行く手間が省けます。

電気の使用開始届

電力会社のWebサイトまたは電話で、新住所での使用開始の手続きをします。東京電力エナジーパートナーのWebサイトなら、引越し日・契約者名・新住所を入力するだけで手続きが完了します。立ち会いは不要で、入居日にブレーカーを上げれば電気が使えるようになります。

旧住所の電気の停止手続きも同時に進めておくこと。停止を忘れると、引越し後も旧住所の電気代が発生します。

ガスの使用開始届

ガスは電気と違い、開栓時に立ち会いが必要です。東京ガスの場合、Webサイトから使用開始の申し込みができますが、開栓作業には本人(または代理人)の立ち会いが求められます。

立ち会いの日程は引越し当日に合わせるのが一般的。3月末〜4月初旬は予約が集中するため、2週間前には申し込んでおくのが安全です。予約が取れないと、入居してもお湯が使えない状態が数日続くことがあります。

水道の使用開始届

東京都水道局のWebサイトまたは電話で手続き可能。立ち会いは不要で、入居日に蛇口をひねれば水が出る状態になります。新宿区内なら東京都水道局の管轄です。

引越し当日にやること

ガスの開栓立ち会い

事前に予約した時間帯に、東京ガスの担当者が来てガスメーターの開栓と安全確認を行います。所要時間は15〜20分程度。この立ち会いを済ませないとガスコンロやお湯が使えないため、引越し当日の最優先タスクです。

鍵の受け取り

管理会社や不動産会社から鍵を受け取ります。鍵の受け渡し場所・時間は契約時に確認済みのはず。引越し業者の到着時間と鍵の受け取り時間がずれると荷物を入れられなくなるので、タイムラインを事前に整理しておいてください。

部屋の状態確認(退去時トラブル防止)

荷物を入れる前に、部屋の状態をスマートフォンで撮影しておきます。壁の傷、床の汚れ、設備の不具合などを記録しておくと、退去時に「入居前からあった傷」であることを証明できます。

撮影のポイントは、全部屋の四隅・天井・床・水回り(キッチン・浴室・トイレ)。傷や汚れがある箇所はアップで撮影し、日付が入る設定にしておくと確実です。

引越し後14日以内にやること

転入届(新住所の市区町村役所で提出)

引越し後14日以内に、新住所の市区町村役所で転入届を出します。届出には転出証明書(またはマイナンバーカード)、本人確認書類が必要です。

高田馬場に住む場合、新宿区の戸塚特別出張所(高田馬場2丁目18-1、戸塚地域センター内)が最寄りの窓口になります。JR高田馬場駅早稲田口から徒歩3分の場所にあり、新宿区役所(歌舞伎町)まで行かなくても転入届の提出ができます。窓口は月〜金の8:30〜17:00(火曜は19:00まで延長)。3〜4月は混雑するので、火曜の夕方や午前中の早い時間帯がおすすめです。

マイナンバーカードの住所変更

転入届と同時に窓口で手続きできます。マイナンバーカードの券面に新住所を記載してもらう形です。転入届の際に一緒に済ませてしまうのが効率的。

運転免許証の住所変更(該当者のみ)

免許を持っている場合は、最寄りの警察署または運転免許試験場で住所変更の届出を行います。新宿区内なら牛込警察署(南山伏町)や新宿警察署(西新宿)が近い。届出には新住所が記載された住民票や公共料金の領収書などが必要です。

銀行口座・クレジットカードの住所変更

銀行口座の住所変更はネットバンキングやアプリから手続きできることが多い。キャッシュカードの届出住所と実住所がずれていると、重要な郵便物が届かなくなる可能性があるため、早めに済ませておきます。

早稲田大学への住所届出

大学にも新住所を届け出る必要があります。早稲田大学の場合、MyWasedaから住所変更の手続きが可能です。届け出を忘れると、成績通知や事務連絡が届かなくなる可能性があります。

内見で確認すべきポイント

高田馬場・早稲田エリアの内見では、以下を必ず確認してください。

早稲田通り・目白通り沿いの物件は交通量が多く、昼間でも騒音が気になることがあります。窓を開けて実際の音量を確認すること。

駅から物件まで、夜間に実際に歩いてみてください。昼間の内見だけでは気づかない暗い路地・人通りの少ない区間があるかもしれません。特に女性の一人暮らしは、夜の環境確認が重要です。

キャンパスまでの実際の経路を歩くのも忘れずに。地図上の距離と実際に歩いたときの印象はかなり違います。早稲田キャンパスまでの上り坂(目白台方面)は想像より体力を使います。

早稲田大学のキャンパスと通学エリアの関係

早稲田大学は複数のキャンパスがあります。自分がどのキャンパスに何年間通うかを先に把握しておくのが大事です。

早稲田キャンパス(政治経済・法・教育・商・社会科学・国際教養)は東京メトロ東西線早稲田駅または都電荒川線早稲田駅から徒歩5分(早稲田大学公式)。高田馬場からは徒歩15〜20分、または東西線で1駅です。文学部・文化構想学部は隣接する戸山キャンパス(東西線早稲田駅徒歩3分)、基幹理工・創造理工・先進理工は西早稲田キャンパス(副都心線西早稲田駅徒歩0分)が拠点になります。

所沢キャンパス(人間科学・スポーツ科学)は埼玉県所沢市三ケ島2-579-15。西武池袋線で池袋から小手指駅まで約30分、小手指駅から大学の無料スクールバスで約20分(公式)。このキャンパスに通う場合、高田馬場よりも池袋〜練馬エリアや西武池袋線沿線の方が通学しやすい。

引越し費用と安く抑える方法

引越し業者を使う場合の費用目安

引越し時期同一県内〜関東圏(荷物少なめ)中距離(中部・関西)長距離(九州・北海道)
通常期(5月〜1月)3万〜5万円4万〜7万円6万〜10万円
繁忙期(2月〜4月)5万〜8万円6万〜10万円8万〜15万円

3月31日〜4月3日前後がピークで最も高くなります。大学の入学式が4月上旬なので、3月中旬に先行して入居すると費用的に有利です。

単身パック(専用ボックス)を使う場合

日通の「単身パック」やヤマトホームコンビニエンスの「わたしの引越」は、専用ボックス1台分の荷物を運ぶサービスです。段ボール15箱・小型テレビ・衣装ケース3個程度が入ります。同一エリア内なら2万円前後、長距離(東京〜大阪など)でも4万〜6万円程度で利用可能。

家具家電を現地で揃える予定で、実家から送る荷物が段ボール中心であれば、通常の引越しプランより単身パックの方が安く済むことが多い。

宅配便で送る場合

大型家具がなく、段ボール10箱程度で済む場合は、宅急便で荷物を送る方法もあります。ヤマト運輸の宅急便で段ボール1箱あたり1,500〜2,500円程度(サイズ・距離による)。10箱送っても1.5万〜2.5万円で収まる計算です。

自分は新幹線や飛行機で移動し、荷物は宅配便で先に送っておく——この方法なら引越し業者を使うより安くなるケースがあります。ただし、洗濯機や冷蔵庫といった大型家電は宅配便では送れないため、家電は現地で購入するか、家電配送サービスを利用する形になります。

大学生協の引越し割引

早稲田大学生活協同組合に加入していれば、提携引越し業者(日通、アート引越センターなど)の基本料金から割引を受けられます。割引率は業者によって異なりますが、10%前後の割引が一般的です。生協の新入生応援サイト(wcoop.ne.jp/start/)で最新の提携内容を確認できます。

部屋探しのエリア選択肢

早稲田大学に通いながら選べるエリアの目安:

エリア早稲田キャンパスまで家賃目安(ワンルーム)
高田馬場徒歩15〜20分 or 地下鉄1駅7万〜10万円
早稲田徒歩5〜10分8万〜12万円
目白徒歩10〜15分8万〜11万円
江古田(西武池袋線)地下鉄20〜25分5万〜8万円
落合(東西線)地下鉄5〜10分7万〜10万円

家賃を抑えたい場合、江古田(西武池袋線)や野方・沼袋(西武新宿線)方向も選択肢になります。通学時間は増えますが、家賃が2〜3万円安くなることがあります。

引越し手続きのチェックリスト

最後に、時系列で手続きの全体像を整理します。

タイミング手続き備考
部屋が決まったら賃貸契約の手続き住民票・保証人情報を事前に準備
部屋が決まったら引越し業者の手配3月上旬までに予約
部屋が決まったらインターネット回線の申し込み開通に2〜4週間かかる
引越し2週間前転出届の提出旧住所の役所。マイナポータルでも可
引越し2週間前郵便物の転送届e転居でスマホから申請可
引越し2週間前電気の使用開始届Web手続き可。立ち会い不要
引越し2週間前ガスの使用開始届開栓に立ち会い必要。早めに予約
引越し2週間前水道の使用開始届Web手続き可。立ち会い不要
引越し当日ガスの開栓立ち会い15〜20分。お湯・コンロに必要
引越し当日鍵の受け取り業者到着前に済ませる
引越し当日部屋の状態を撮影退去トラブル防止
引越し後14日以内転入届の提出戸塚特別出張所(高田馬場2丁目)
引越し後14日以内マイナンバーカードの住所変更転入届と同時に可
引越し後運転免許証の住所変更該当者のみ
引越し後銀行口座の住所変更ネットバンキングで手続き可
引越し後大学への住所届出MyWasedaから手続き

まとめ

早稲田大学入学前の引越し準備は、2月上旬に部屋探しを始め、部屋が決まったらすぐに引越し業者とインターネット回線の手配に動くのが理想です。手続き関係は引越し2週間前から集中的にこなし、ガスの開栓予約だけは早めに押さえておくこと。

内見では「昼夜の騒音」「夜道の安全性」「実際のキャンパスまでの距離感」の3点を確認してください。転入届は高田馬場の戸塚特別出張所が便利。地図だけで判断せず、足を運んで確認するのが後悔しない部屋選びのポイントです。


参照元・注記

  • 家賃相場(ワンルーム・1K): SUUMO・HOME’S 新宿区・豊島区の高田馬場・早稲田・目白エリア掲載物件(2026年4月調査)をもとに編集部が中央値・レンジを算出
  • 引越し費用目安: 日通・アート引越センター・サカイ引越センター各社の単身パック料金(2025年公表値)および引越し一括見積もりサービスの公開料金帯をもとに編集部が目安算出
  • 宅急便の料金目安: ヤマト運輸の宅急便料金表(2025年時点)をもとに編集部が算出
  • 単身パックの積載量・料金: 日通「単身パック」公式サイト、ヤマトホームコンビニエンス「わたしの引越」公式サイト(2025年時点)
  • 早稲田大学生活協同組合の住まい探しセンター・引越し提携サービス: 早稲田大学生協公式サイト(wcoop.ne.jp、2026年2月時点)
  • 転出届・転入届の手続き: 総務省「住民基本台帳法」および新宿区公式サイト(city.shinjuku.lg.jp、2026年4月確認)
  • 戸塚特別出張所の所在地・窓口時間: 新宿区公式サイト(2026年4月確認)
  • 電気・ガス・水道の手続き: 東京電力エナジーパートナー・東京ガス・東京都水道局の各公式サイト(2026年4月確認)
  • e転居: 日本郵便公式サイト(2026年4月確認)
  • 早稲田大学の学生数・キャンパス情報: 早稲田大学公式サイト(2025年度)をもとに編集部が確認
  • アクセス所要時間: 高田馬場駅・早稲田駅から早稲田キャンパスまでの実測または乗換案内(編集部確認、2026年4月)
  • 掲載数値は参考値です。実際の家賃・引越し費用・手続き期間は物件・時期・条件によって異なります

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